FIBA男子アジアカップとは? わかりやすく解説

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FIBA男子アジアカップ

(FIBAアジア男子バスケットボール選手権大会 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/29 02:51 UTC 版)

FIBA男子アジアカップ
開始年 1960
主催 FIBAアジア
チーム数 16チーム
前回優勝  オーストラリア(2回目)
最多優勝  中華人民共和国(16回)
公式サイト
www.fiba.basketball
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FIBA男子アジアカップFIBA Asia Cup)は、FIBAアジアが主催するバスケットボールナショナルチームによる大陸選手権である。FIBAアジアおよびFIBAオセアニア加盟国すべてに参加資格が与えられる。以前の大会名は Asian Basketball Confederation Championship、略称ABC。FIBA Asia Championship、FIBAアジア選手権だった。女子の大会についてはFIBA女子アジアカップを参照。

概要

1960年マニラで第1回を開催。1963年の第2回以降、2015年大会までは隔年で開催され、オリンピックもしくはワールドカップのアジア予選を兼ねていた。2017年大会からは開催頻度が4年ごととなり、FIBAオセアニアのチームも参加している。本大会出場枠は16ヶ国。

予選

2017年大会までは開催国、開催前年のFIBAアジアチャレンジ(旧スタンコビッチカップ→FIBAアジアカップ)優勝国およびFIBAアジア内の6つのサブゾーン(東アジア・東南アジア・中央アジア・南アジア・湾岸・西アジア)予選の上位国が出場していた。各サブゾーンの出場枠数はFIBAアジアチャレンジの結果により変動していた。これに加えて2017年大会はオセアニアからオーストラリアニュージーランドが参戦した。

2022年大会から予選方式が変更された。前回ワールドカップ予選に進出できなかったチームと参加しなかったチームによるサブゾーンごとの事前予選を行い最終予選進出チームを決定する。最終予選参加チームをFIBAランキングを基に8つのポッド(東地区4、西地区4)に分け、抽選により4チームごとのグループ分けを行い、グループ内でホームアウェイの予選を行い、上位チームがアジアカップ本大会出場権を獲得する。

大会方式

大会方式はこれまで何度か変更されている。ほとんどの大会で一次リーグと二次リーグを行ったのち、上位チームによる決勝トーナメントを行っていた。

2017年に開始した現在の形式は、予選リーグでは16チームが4グループに分かれて総当たりの試合を行い、グループの1位チームは直接決勝トーナメントの準々決勝に進出する。グループの2位チームは別のグループの3位チームとの間でプレーオフを行い、勝利チームが準々決勝に進出する。

開催実績

開催年 開催国 決勝 3位決定戦
優勝 スコア 準優勝 3位 スコア 4位
1960
詳細
フィリピン
マニラ
フィリピン [1] 中華民国 日本 [1] 韓国
1963
詳細
中華民国
台北
フィリピン [1] 中華民国 韓国 [1] タイ
1965
詳細
マレーシア
クアラルンプール
日本 [1] フィリピン 韓国 [1] タイ
1967
詳細
韓国
ソウル
フィリピン [1] 韓国 日本 [1] インドネシア
1969
詳細
タイ
バンコク
韓国 [1] 日本 フィリピン [1] 中華民国
1971
詳細
日本
東京
日本 [1] フィリピン 韓国 [1] 中華民国
1973
詳細
フィリピン
マニラ
フィリピン [1] 韓国 中華民国 [1] 日本
1975
詳細
タイ
バンコク
中国 [1] 日本 韓国 [1] インド
1977
詳細
マレーシア
クアラルンプール
中国 [1] 韓国 日本 [1] マレーシア
1979
詳細
日本
名古屋
中国 [1] 日本 韓国 [1] フィリピン
1981
詳細
インド
カルカッタ
中国 [1] 韓国 日本 [1] フィリピン
1983
詳細
イギリス領香港 中国 95–71 日本 韓国 83–60 クウェート
1985
詳細
マレーシア
クアラルンプール
フィリピン [1] 韓国 中国 [1] マレーシア
1987
詳細
タイ
バンコク
中国 86–79 韓国 日本 89–75 フィリピン
1989
詳細
中国
北京
中国 102–72 韓国 中華民国 69–58 日本
1991
詳細
日本
神戸
中国 [1] 韓国 日本 [1] 中華民国
1993
詳細
インドネシア
ジャカルタ
中国 93–72 北朝鮮 韓国 86–70 イラン
1995
詳細
韓国
ソウル
中国 87–78 韓国 日本 69–63 中華民国
1997
詳細
サウジアラビア
リヤド
韓国 78–76 日本 中国 94–68 サウジアラビア
1999
詳細
日本
福岡
中国 63–45 韓国 サウジアラビア 93–67 中華民国
2001
詳細
中国
上海
中国 97–63 レバノン 韓国 95–94 シリア
2003
詳細
中国
ハルビン
中国 106–96 韓国 カタール 77–67 レバノン
2005
詳細
カタール
ドーハ
中国 77–61 レバノン カタール 89–77 韓国
2007
詳細
日本
徳島
イラン 74–69 レバノン 韓国 80–76 カザフスタン
2009
詳細
中国
天津
イラン 70–52 中国 ヨルダン 80–66 レバノン
2011
詳細
中国
武漢
中国 70–69 ヨルダン 韓国 70–68 フィリピン
2013
詳細
フィリピン
マニラ
イラン 85–71 フィリピン 韓国 75–57 中華民国
2015
詳細
中国
長沙
中国 78–67 フィリピン イラン 68–63 日本
2017
詳細
レバノン

(ベイルート)


オーストラリア
79–56
イラン

韓国
80–71
ニュージーランド
2022
詳細
インドネシア

(ジャカルタ)


オーストラリア
75–73
レバノン

ニュージーランド
83–75
ヨルダン
2025
Details

ジッダ

国別メダル獲得数

Map of the countries' best results.

2022年大会終了時点

国・地域
1  中華人民共和国 16 1 2 19
2  フィリピン 5 4 1 10
3  イラン 3 1 1 5
4  韓国 2 11 12 25
5  日本 2 5 7 14
6  オーストラリア 2 0 0 2
7  レバノン 0 4 0 4
8  チャイニーズタイペイ 0 2 2 4
9  ヨルダン 0 1 1 2
10 北朝鮮 0 1 0 1
11  カタール 0 0 2 2
12  サウジアラビア 0 0 1 1
 ニュージーランド 0 0 1 1
Total 30 30 30 90

MVP

MVP
1960 カルロス・バディオン英語版
1973 ボグス・アドルナード英語版
1983 郭永林中国語版
1985 アラン・カイディック
1987 李忠煕
1995 許載
1997 全希哲
1999 胡衛東
2001 姚明
2003 姚明 (2)
2005 姚明 (3)
2007 ハメッド・ハッダディ
2009 ハメッド・ハッダディ (2)
2011 易建聯
2013 ハメッド・ハッダディ (3)
2015 易建聯 (2)
2017 ハメッド・ハッダディ (4)
2022 ワエル・アラクジ英語版

日本での放送

  • 1999年大会は男女とも日本テレビNHK-BSスカイスポーツなどで中継された。
  • 2007年・2009年はFIBA国際大会の国内放映権を持つJ SPORTSが中継。
  • 2013年から2016年はフジテレビがFIBA主催国際大会の日本国内独占放映権を取得。2013年の男子大会はフジテレビのCS、フジテレビNEXTで中継。
  • 2017年大会からは男女ともにDAZNにて独占生中継。
  • 2025年大会予選はDAZNに加えて、BS日テレテレビ朝日TVerでも中継・配信された[2][3]

脚注

関連項目

参考文献

外部リンク




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