Doomとの関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/20 19:13 UTC 版)
「Chex Quest」の記事における「Doomとの関係」の解説
Doomの起動に使用されるいくつかのパラメーターは、Chex Questの起動にも使用される。Chex Questは前身からの大きく変更されたにもかかわらず、まだいくつかの名残が残っている(たとえば、他のUltimate Doomエピソードのステージやゲーム内のテキスト)。 Doomにはチートコード配列があり、すべてのチートは「id」で始まるが、Chex Questのコードは一部の例外を除いてゲームの制作スタッフの人々の名前に基づいている。DoomのDOS版からのPCスピーカーの音響効果が改造され、Chex Questで使用されている。Doomは成人向けのMとレイティングされているが、Chex Questはすべての視聴者にとって子供に優しいゲームとして制作された。テクスチャから敵、そして武器に至るまで、Doomのグラフィックスとオーディオのほぼすべてが置き換えられている。 E2M5クリア後に表示される幕間画面 残りのステージ Chex Questには、ゲーム用に変換された『Ultimate Doom』の最初の5つのステージしかない。一部の残りのステージは、起動時にレベルワープパラメーターを介してのみプレイできる(Chex Quest改造として)。これらの残りのステージには、エピソード1のマップ6〜9と、エピソード2、3、および4の全マップが含まれる。これらのステージでは、音楽はUltimate Doomのオリジナル曲に戻る。レベルワープパラメータを使用してマップE3M1またはE4M1にアクセスした後、選択したエピソード内の残りのステージ(マップ5まで)には、エピソードのステージを順番にクリアすることでアクセスできる(DoomやChex Questの標準ステージの進行と同様)。残念ながら、バグにより他のステージはそれより前のステージのクリア時に起動できなくなる。同様に、E4M9は以前のようにE4M2から到達できない。E2M5をクリアすると(どちらかの出口を介して)、オリジナルDoomの2番目のエピソードである「The Shores Of Hell」の最後に元々表示されていたエンドグラフィックが表示され、E3M5をクリアすると、3番目のエピソード「Inferno」のエンドシーケンスが表示される。同様に、E4M5を完了すると、『The Ultimate Doom』の4番目かつ最後のエピソード「Thy Flesh Consumed」のエンドグラフィックが表示される。後者の2つのエンドシーケンスはどちらも、デイジーという名前の首を刎ねられたウサギをフィーチャーしている。 元々(つまりDoomで)E1M8、E2M8、E3M8およびE4M8のクリア時に表示されていたエピソードの幕間テキストは、Chex Questでは変更された形式で表示されるようになっている。これにより、Chex QuestのE1M5をクリアすると「MISSION ACCOMPLISHED. ARE YOU PREPARED FOR THE NEXT MISSION? PRESS THE ESCAPE KEY TO CONTINUE...(ミッション完了。次のミッションの準備はできてるか?続けるにはエスケープキーを押そう)」という新たなメッセージが表示される。残りのステージE2M5を完了すると、「YOU'VE DONE IT !!(君はよくやった!)」というメッセージが表示されるが、これは『Ultimate Doom』では表示されない。同様に、E3M5のクリア時に「WONDERFUL JOB!(素晴らしい!)」、E4M5のクリア時には「FANTASTIC(ファンタスティック)」 というエピソードの幕間テキストが表示されるが、そのどちらもオリジナルのゲームでは表示されない。Charles Jacobiは、5つを超えるステージを作成する計画はなかったとし 、別のプログラマーのスコット・ホルマンがテキストの文字列に目を通し、不適切と思われるものはどこに行ったかわからないように変更したことを知っていたと述べた。 Doomのより難しい敵のスキンはChex Questのステージでは使用されなかったため、変換されていないが、スキンは完全に削除されている。これにより「残されたステージ」をプレイしている人にとっては、これらの難敵は完全に見えない形でまだ存在しているため、追加の経験値が得られることになる。これは、部分的な不可視化、バーサーカーパック、ライトアンプゴーグル、すべてのスカルキーカードなどのアイテムにも当てはまる。さらに、オリジナルのDoomに登録されている音楽、およびオーバーワールドのグラフィックス(ギーガー風の死と地獄のシーンが描写されている)と変更されていないマップ(E1M6からE4M9)はそのまま残され、WADファイル編集の知識があれば誰でも登録済みのDoom(具体的にはThe Ultimate Doom)の独自のコピーを作成できるようになっている。
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