Content Management Systemとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > Content Management Systemの意味・解説 

コンテンツマネージメント‐システム【content management system】

読み方:こんてんつまねーじめんとしすてむ

シー‐エム‐エスCMS


シー‐エム‐エス【CMS】

読み方:しーえむえす

《content management system》ウェブサイトコンテンツ統合的管理保守更新するためのシステム、またはソフトウエア総称HTMLなどの知識がなくてもウェブページ構成する文書画像などを作成配置できるよう、あらかじめ雛型用意されているものが多い。コンテンツ管理システムコンテンツマネージメントシステム


コンテンツかんり‐システム〔‐クワンリ‐〕【コンテンツ管理システム】

読み方:こんてんつかんりしすてむ

《content management system》⇒シー‐エム‐エスCMS


CMS

WWWのほかの用語一覧
サーバー:  アクセスログ  BizTalk Server  CGI  CMS  ColdFusion  Express5800  HMC

コンテンツ管理システム

(Content Management System から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/07 15:52 UTC 版)

コンテンツ管理システム(コンテンツかんりシステム、: content management system, CMS)は、ウェブコンテンツを構成するテキストや画像などのデジタルコンテンツを統合・体系的に管理し、配信など必要な処理を行うシステムの総称。2005年頃より一般的に普及したといわれる。コンテンツマネージメントシステムとも呼ばれる。

概要

ウェブサイトポータルサイトの構築、管理によく使用される。

ウェブページを作成し、運用するには、HTMLファイルや、それを保存するディレクトリ構造などについての知識が必要だった。コンテンツ管理システムでは、技術的な知識がなくても、テキストや、画像等の「コンテンツ」を用意できれば、ウェブによる情報発信をおこなえるように工夫されている。また、テンプレートの選択により全体のデザインを容易に変更することができるなど、省力化にも役立つ。多くのインターネットサービスプロバイダでは顧客サービスの一部に、コンテンツ管理システムを活用した「簡単ホームページ作成」といったメニューが用意されており、自社で独自のコンテンツ管理システムを開発しているウェブ制作会社も少なくない[要出典]

コンテンツ管理システムは、汎用的なものから特定の目的に特化したものまで様々であり、規模もまちまちである。企業・自治体向けのような大規模なコンテンツ管理システムでは、ページごとの公開期間の厳密な時間管理や、公開を承認するワークフロー、サイト内リンク切れの防止、デザインの統一、バージョン管理など様々な機能があり、品質を維持しつつ多人数での共同作業を効率よく行うことを可能にしている。個人向けコンテンツ管理システムとしては、各種ブログツールが挙げられる。ブログツールでは、ページの自動生成や公開日指定、RSS配信、トラックバックなどの機能が用意されている。ウィキペディアなどで使用されるウィキや、ソーシャル・ネットワーキング・サービス電子商取引もコンテンツ管理システムの一つである。ほぼ共通して以下のような特徴がある。

  • 権限の異なる複数の管理者、あるいは投稿者がウェブブラウザからサイトにコンテンツをアップロードできる。
  • 任意のキーワードでサイト内のコンテンツを検索できる。
  • モジュールまたはプラグインを追加してシステムを拡張できるコンテンツ管理システムも多い。
  • 多くのコンテンツ管理システムが、オープンソースとしてGPLを適用して提供されるようになった。

コンテンツ管理システムのシステムによっては任意のサーバ(専用サーバ、共用レンタルサーバ)環境へインストール・運用を行うもののほか、アプリケーションサービスプロバイダSaaS方式で提供しているものもある。

軽量・簡易コンテンツ管理システム

軽量・簡易コンテンツ管理システムとは、「Lite / Simple CMS[1]」を和訳したもので、機能を限定したシステム構成により、高速動作と簡単な操作性を提供するコンテンツ管理システムのことである。他にも以下のような特徴がある。

ヘッドレスCMS

ヘッドレスCMSとは、画面のデザインを定義するビュー(ヘッド)の管理機能を排したCMSを指す。

メリット
ここでは、ヘッドレスCMSと比較するため、ビューの管理機能を含むCMSを汎用CMSとして扱う。
画面デザインの管理に任意のプログラム言語やフレームワークを使用することができる
汎用CMSではCMSによって画面表示に使用するプログラム言語や技術が限定されていたが、ヘッドレスCMSはAPIでコンテンツを取得するためHTTP通信をサポートするほとんどのシステムと組み合わせることができる
必要な部分だけにCMSを導入できる
汎用CMSではシステム全体をCMS上に構築しなければならず、すべての画面をCMS標準のテンプレートで記述する必要があった
ヘッドレスCMSではCMSによるコンテンツ管理が必要な個所のみAPIを用いてコンテンツ管理を導入することができる
デメリット
ビュー(画面)を管理する技術の知識が必要
ビューの管理には任意の技術を使用することができるが、その技術を用いてヘッドレスCMSを利用するための技術は導入する側で扱える必要がある。
コンテンツ管理におけるマークアップの自由度が下がる
ヘッドレスCMSはコンテンツをデザインと切り離して管理することを前提としたシステムのため、柔軟なマークアップに対応することが難しい場合がある。
ヘッドレスCMSを導入する際には使用するマークアップについて事前に設計する必要がある

脚注

  1. ^ Free and open-source Lite / Simple software » Open Source CMS Demos” (英語). Open Source CMS. 2018年8月9日閲覧。

関連項目



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「Content Management System」の関連用語

Content Management Systemのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



Content Management Systemのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
IT用語辞典バイナリIT用語辞典バイナリ
Copyright © 2005-2025 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリの【CMS】の記事を利用しております。
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのコンテンツ管理システム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS