ブリードモー10週間熟成


チーズを食べつくしたフランス人が、最後にひとつというならブリー・ド・モーだというほど人気の高いチーズ。1815年のウィーン会議では「チーズの王様」に選ばれた、まさにフランスを代表するチーズです。また、食いしん坊で知られるルイ16世の大好物としても有名。フランス革命のとき、逃亡中にも関わらず、ブリー・ド・モー食べたさに馬車を止めたために革命派に捕まったのだという逸話さえ残っています。
昔ながらに伝統的な手法で作られたブリー・ド・モーは味に深みとコクがあり、まさに本格派の味わい。熟成につれやわらかくなり、ワラのような香りやナッツのようなコクがでてきます。熟成が進むと赤茶色の斑点が出てくるのも特徴のひとつ。表皮の風味がきつくなったら皮をはずし、中のペースト状のところだけ召し上がってみてください。
RENARD-GILLARD(ルナール・ジラール)社のブリードモーは、ブリー・ド・モー・ナショナル・コンクールでほぼ毎年賞をとるほどの名チーズ。(00、01年金賞、02銅賞、03、04年金賞、05年銀賞、07、08年金賞)パリ農業コンクールでも毎年メダルを取っています。ブリー・ド・モーの熟成は最低4週間から。通常は8週間熟成が多いようです。じっくり10週間熟成させたものは、ひときわミルキーでより落ち着いた穏やかな味わいがあるようです。最高峰のブリー・ド・モーの濃厚な味わいを楽しめます。
ブリー・ド・モー
(Brie de Meaux から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/19 04:18 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動ブリー・ド・モー Brie de Meaux | |
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分類 | 白かびチーズ |
原料 | 牛乳 |
原産国 | フランス |
原産地 | 本文「#産地」節参照 |
生産場所 | 酪農場、工場[1] |
生産期間 | 一年中[2]。旬は11月 - 6月[3]。 |
形状 | 円盤状[1] |
大きさ | 直径36-37cm、高さ3-3.5cm[4] |
重量 | 2,500 - 3000g[4] |
乾燥成分 | 100g中44g[1] |
脂肪分 | 45%以上[4] |
表皮 | 薄い。白かびが全面に見られる。一部赤い縞や斑点も。[1] |
熟成 | 4週間[5] - 6週間[3]、8週間[2]。 |
呼称統制 | AOC(1980) |
ブリー・ド・モー(フランス語: Brie de Meaux)またはブリー・ド・ヴァロワ(フランス語: Brie de Valois)[3]は、フランスで生産される、牛乳を原料とした白かびチーズ、ブリーチーズの一種[6]。その風味は「上品」と評され[7]、「チーズの王様」とも称される[8]。AOC認定は1980年8月[9]。1814年 - 1815年のウィーン会議において、本来の目的とは関係ない余興の一つとして行われたチーズのナンバーワンを決める会議では、ブリー・ド・モーがノミネートされた60以上のチーズを押さえ満場一致で1位となった。その際クレメンス・フォン・メッテルニヒはこのチーズを指して「チーズの王」との賛辞を述べた[10]。
製法は、まず牛乳に酵素を加えカードとした後にへら状の道具ですくって型に入れ、塩も加え一週間水を切りその後熟成室へ入れる[3]。この後は圧迫を加えず藁の台の上でときどき裏返しつつ4-6週間熟成させる[3]。サイズは他の同タイプのチーズと比べて大きく直径36-37センチメートルほどもある[10]。
産地
産地は下記の一覧を参照。「全域」と明示されないものはその県の一部で生産される[3]。主要な産地はイル=ド=フランス地域圏のブリー地方である[1]。「モー」は同地方内のモーに由来[11]。
- イル=ド=フランス地域圏
- シャンパーニュ=アルデンヌ地域圏
- サントル=ヴァル・ド・ロワール地域圏
- ロレーヌ地域圏
- ブルゴーニュ地域圏
脚注
- ^ a b c d e 本間, 増井 & 山田 2009, p. 32。
- ^ a b 本間, 増井 & 山田 2009, p. 33。
- ^ a b c d e f 日仏料理協会 2007, p. 570。
- ^ a b c 本間, 増井 & 山田 2009, p. 32および 日仏料理協会 2007, p. 570。
- ^ 本間, 増井 & 山田 2009, p. 33および 日仏料理協会 2007, p. 570。
- ^ 日仏料理協会 2007, pp. 569-570。
- ^ 地球の歩き方編集室 2009, p. 248および 日仏料理協会 2007, p. 570。
- ^ 本間 2012, p. 31および 本間, 増井 & 山田 2009, p. 33。
- ^ 本間, 増井 & 山田 2009, p. 33。
- ^ a b 本間 2012, p. 31。
- ^ かのう かおり. “チーズの王様「ブリー・ド・モー」”. All About. 2014年9月28日閲覧。
参考文献
- 地球の歩き方編集室 『地球の歩き方 A07 パリ&近郊の町 '10-'11』 ダイヤモンド社、2009年。ISBN 978-4-478-05860-2。
- 日仏料理協会編 『フランス 食の事典(普及版)』 株式会社白水社、2007年。ISBN 978-4-560-09202-6。
- 本間るみ子; 増井和子; 山田友子、文藝春秋編 『チーズ図鑑』 182巻(7版) 株式会社文藝春秋〈文春新書〉、2009年。ISBN 4-16-660182-2。
- 本間るみ子、主婦の友社編 『チーズの選び方 楽しみ方』 株式会社主婦の友社、2012年。ISBN 978-4-07-285215-6。
外部リンク
ウィキメディア・コモンズには、ブリーに関するカテゴリがあります。
「brie de meaux」の例文・使い方・用例・文例
- Patio初の主要な建設プロジェクトはGolden Bayを見下ろす20戸の分譲マンションになるだろう。
- Jeb Andersonは現在シドニーにいる。
- 第2段落3行目のclueは、ideaの意味に最も近いです。
- 6 月4 日―Mertonスタジアムの取り壊しに伴い、6 月15 日から3 週間に渡り、Central通りとMerton通りの間と、9 番通りと11 番通りの間の全区域が通行止めになると、Bordertown交通局(BTA)が火曜日に発表した。
- あなたの請求が確定し次第App Codeをメールで送信いたします。
- Mozilla Foundationは5月1日、メール/ニュースクライアントソフトの最新版「Thunderbird 2.0.0.14」をリリースした。
- (父殺し), insecticide (殺虫剤).
- 混合様式 《古代ローマ建築の様式で, イオニア様式 (Ionic order) とコリント様式 (Corinthian order) の折衷様式》.
- 条件節 《通例 if, unless, provided などによって導かれる》.
- 《主に英国で用いられる》 = 《主に米国で用いられる》 special delivery 速達.
- >called, called; talk>talked, talked; mend>mended, mended.
- 愛称, 親愛語 《darling, dear, sweetie, honey などの呼び掛けの類》.
- 住宅団地 (《主に米国で用いられる》 housing development).
- カ氏 32 度 《thirty‐two degrees Fahrenheit と読む》.
- を deceit と韻を踏ませる.
- 王立植物園 《the Kew Gardens のこと》.
- 王立オペラ劇場 《the Covent Garden Theatre のこと》.
- make の過去形は made である.
- radar や deified のように左から読んでも右から読んでも同じな言葉がある.
- “Pride goes before a fall”はどういう意味か
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