BGMを巡る騒動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 02:05 UTC 版)
「ひょっこり」顔を出すネタ時のBGMはフリーBGMサイト「MusMus」で提供されている「Sonorously Box」という楽曲が使用されていた。2018年5月31日、MusMusは「楽曲の著作者がMusMusであると示す場合に限って無料で利用できる」「著作者を示せない場合は有償での利用となる」「楽曲を他者に二次配布してはならない」といった利用規約を定めているが、ひょっこりはん側は著作者表示をせずに利用したにもかかわらず、それに対する利用料を支払わなかったほか、他の企業に音楽を二次配布していた。 2018年4月にMusMusの管理人であるwatsonが、ひょっこりはんを起用したキャンペーン動画「ひょっこりはんの正しい #キャベバンバン」について日清食品に問い合わせたところ、二次配布が発覚した。watsonはこれを受け、ひょっこりはんに対して後追いで規約に準じた利用をすればよい旨を厚意で申し入れていた。しかし、その後に「Sonorously Box」を改変した楽曲が製作され、大手音楽配信サイト等で無許可販売されていたことに気づき、抗議と販売停止依頼を要望した。それにもかかわらず進展が無かったことで、watson側がブログで情報の公開に踏み切った。 これを受け、よしもとミュージックエンタテインメントは各音楽配信サイトに対し申し入れを行い、その日のうちに改変楽曲の配信が停止された。また、6月2日にフジテレビ『ネタパレTHEゴールデン』にひょっこりはんが出演した際、「Sonorously Box」を使用せず別の楽曲がネタ中に使用された(ただし、6月9日に日本テレビ『嵐にしやがれ』に出演した際には「Sonorously Box」の音程を少しだけ変えたものが使用されている)。 6月3日、MusMusのブログにて「MusMusの楽曲とそれに類似している楽曲の使用・販売の停止」「すでに二次配布した先への音源取り扱いの訂正連絡」を吉本興業が約束したことから、これ以上の訴えを起こさないこと、また、MusMus側からの申し出で利用料などの金銭を受け取らないことを表明し、著作権侵害問題は決着した。 6月13日、『よしもとオススメ芸人2018 お披露目会』(東京・ルミネtheよしもと)に出演し、騒動後初めて公の場に姿を現した。出演当初は何事もなかったかのようにネタを披露していたが、MCを務めていたとろサーモン久保田に騒動について問われ、しどろもどろになりながらも初めて謝罪を行った。イベント後の報道陣による取材でも改めて謝罪や現状の報告を行い、今後のBGMについては「新しいBGMを作って頑張っていこうと思います」と語った。騒動発覚以後、自身のTwitterやInstagramの更新を停止し、謝罪や騒動の説明などを行わずに沈黙を続けていたことから、ウェブ上では非難の声が相次いでいたが、同イベントの翌日には騒動発覚以来およそ2週間ぶりにTwitterとInstagramを更新し、謝罪とMusMusへの感謝の文章を投稿した。
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