AV男優時代のエピソード
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日本一の知名度を誇るAV男優であり、AV業界で初めて「潮吹き」というジャンルを確立した人物でもある(ただしAVで初めて潮吹きをさせたのは吉田潤である)。その秘技は「ゴールドフィンガー」やそれから派生した「ゴッドフィンガー」とも呼ばれ、『加藤鷹十番勝負』など、男優名が冠になったAVが発売されている。またアダルトグッズ販売店等で、本人の手から型を取った『加藤鷹の手』という商品が売られている。 初めて出演した作品では、女優の尿をボウルで受け止める役で、絡みは無く、加藤の背中しか映ってなかった。 仕事を選ばない主義らしく、男優出演の依頼があっても、どのような内容の作品なのかは訊かない。現場に行って、初めて内容を知らされる。 弟子に吉村卓がいる。 AV男優という仕事上、手と爪の手入れにはかなり気を使っており、毎日、入念な手入れをしている。爪は爪切りで切っているのではなく、ヤスリで整えている。 エイズ検査を含む全ての性感染症の検査を、年に15回以上受けている。これまでに性病に感染したことは一度も無い。 また、エイズ啓発キャンペーンなどに積極的に参加し、コンドーム着用を訴えている。 雑誌『噂の真相』(現在は休刊)の2003年2月号でのインタビューで、現場で過去に唯一勃起しなかったのは樹まり子との絡みの時だったと告白。それは加藤が樹に真剣に惚れてしまったからだと述べている。樹まり子が引退後、5年半、同棲をしていた。 過去に出演した1万5000本余りの作品の中で印象に残っている作品は『いんらんパフォーマンス 巨根vs性豪』と『いんらんパフォーマンス 密教昇天の極意』(1990年)の2本を挙げており、この2本の作品はいずれも代々木忠の監督作品である。また加藤は、真にAV男優として開眼させてくれた人物として代々木を挙げており、「俺は代ゼミ(進学予備校の代々木ゼミナールとかけて)出身だから」と語り、今でも敬愛していると述べている。また、このインタビューで飯島愛を、「嘘ばかり書いた本(『プラトニック・セックス』)を出して、自分を育ててくれたAV界を足蹴りにしたような女は俺は嫌いだ!」と痛烈に非難している。だが、後に和解しており、飯島が芸能活動を引退することを発表した際には、労いの言葉もかけていた。 加藤が出演するAVの撮影現場には、加藤に癒されたい寂しい女性の幽霊が出現するとの噂がある。カラミの際、AV女優の緊張をほぐすのに手を握る加藤であるが、ある時、クンニの最中に手を握ったところ、女優の手は頭の上にあり、誰のか分からない手を掴んでいたという話が、関係者により証言されている。 AV男優としての一本のギャラの最高額は7万円。。 AV男優としての過去最高年収は2500万円。2011年に「週刊ポスト」とのインタビューで、男優デビューから24年で3億円稼いだと語った。しかし最盛期の1995年頃には年間380本の作品に出演したため、費用対効果は「悲しいほど悪い」という。なお、稼ぎのほとんどは自動車購入で使ってしまった。 チョコボール向井と共に一時代を築き、それまではメディアの脚光を浴びることが無かったAV男優を、メジャーな存在に押し上げた功労者である。
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