8月下旬に向けた作戦準備とは? わかりやすく解説

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8月下旬に向けた作戦準備

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/03 17:13 UTC 版)

剣号作戦」の記事における「8月下旬に向けた作戦準備」の解説

7月14日空襲後陸軍空挺部隊参加決まり陸海共同剣号作戦として規模拡大されることになった7月27日豊田軍令部総長は、海軍総司令長官小沢治三郎中将に対して陸軍第1挺進団一部指揮下に入れるよう指示した大海指527号)。新たに陸軍第1挺進連隊の2個中隊(約300人、指揮官園田直大尉)と第5航空艦隊・第101航空戦隊から集めた一式陸攻30機により第2剣作戦部隊編成された。従来剣作戦部隊は第1剣作戦部隊改称され一式陸攻30機・搭乗陸戦隊300人に増強されている。第2剣作戦部隊千歳基地準備拠点にすることになり、陸軍部隊8月6日進出した剣作戦部隊とは別に編成されていた烈作戦部隊指揮官野口克己大尉)も協同作戦を行うことになった銀河30から成る烈作戦部隊は、松島基地拠点として訓練であった装備機の半数を多銃装備型とし、残り半数クラスター爆弾一種である21号爆弾子弾36内蔵12発で爆装各型5機ずつの混成編隊3組敵基地制圧し剣作戦部隊突入援護する構想であった海軍航空本部7月中旬以降新装備実験が行われ、うち21号爆弾不発多かったため25日対策会議開かれている。最終時編制は、多銃装備機・爆装機各36機に増強されていた。 8月5日小沢海軍総司令長官大西軍令部次長軍令部高松宮大佐宮らが松島基地烈作戦部隊視察翌日には三沢基地で第1剣作戦部隊と烈部隊銀河機による総合演習視察が行われた。吸着爆雷吸着不良な細部問題残っていたが、良好な成績認められている。大西軍令部次長吸着爆雷速やかな改修など要望事項への対応を約束した小沢海軍総司令長官は同部隊天雷特別攻撃隊命名した剣号作戦攻撃目標サイパン島およびグアム島とされていたが、8月6日広島市への原子爆弾投下受けて急きょテニアン島追加された。陸軍による通信解析結果原爆投下機の出撃基地テニアン島判明し、同島に原爆貯蔵施設存在する推定されたためである。最終的に次のような陣容作戦実行することになった。 第1剣作戦部隊指揮官山岡大二少佐)第1中隊(直率) - 陸戦隊200人。攻撃目標グアム。 第2中隊指揮官山内一郎大尉) - 陸戦隊100人。攻撃目標テニアン飛行場飛行隊指揮官国崎大尉) - 一式陸攻30機、搭乗員150人。 第2剣作戦部隊指揮官園田直大尉)第1中隊(直率) - 陸軍挺進第1連隊200人。攻撃目標サイパン。 第2中隊 - 陸軍挺進第1連隊100人。攻撃目標テニアン飛行場飛行隊指揮官松原義人大尉) - 一式陸攻30機、搭乗員150人。 烈作戦部隊爆撃隊(指揮官野口克己大尉) - 銀河36機(各機小型爆弾800kg装備銃撃隊(指揮官土岐宗男大尉) - 銀河36機(各機20mm機銃20装備作戦木更津基地拠点として行うこととなり、第3航空艦隊司令部8月8日陣頭指揮のため奈良県大和基地から木更津基地移動した第3航空艦隊では剣号作戦正式に特攻隊扱い剣作戦部隊および烈作戦部隊合わせて神風特別攻撃隊第6御楯隊編成した

※この「8月下旬に向けた作戦準備」の解説は、「剣号作戦」の解説の一部です。
「8月下旬に向けた作戦準備」を含む「剣号作戦」の記事については、「剣号作戦」の概要を参照ください。

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