7あらすじ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 08:16 UTC 版)
「ラヴクラフトとダーレスの合作作品」の記事における「7あらすじ」の解説
ダニッチ村のルーサー・ウェイトリーの家では、長女のサリーが幽閉されていた。彼女のことはタブー視され、話題とすることも、部屋を覗くことも禁じられていた。やがてサリーは死に、それから数十年後には老いたルーサーも亡くなる。ルーサーの唯一の孫で、サリーの甥にあたるアブナーが遺産相続人に選ばれる。帰省したアブナーは、祖父の遺言書を見つけ「家の製粉所を解体すること」「そこに生物がいたら、どんなに小さくても絶対に殺すこと」という、奇妙な条件を読む。 アブナーが製粉所の上の閉ざされた部屋を開けたとき、「蛙か蟇」のような小生物を見かけ、遺言のことに思い至るも、虫や小動物などはとても殺しきれないだろうと無視する。続いて製粉所の解体準備に着手した際には、蛙の足跡を目撃したが、気に留めない。その後、部屋の窓枠に「出て行く小さな足跡」と「戻ってきた大きな足跡」が残されていることに気づき、ようやく怪訝に感じる。 アブナーは閉鎖的な村の者たちからよく思われず、解体の手伝いも拒否される。アブナーは祖父の遺品や古新聞を調べるうちに、かつてダニッチで家畜が殺されたり人間が消えた事件があったことを知る。そして、そのような事件が再び頻発するようになる。アブナーは、伯母サリーがインスマスのラルサ・マーシュの子胤を宿したことを知る。閉ざされた部屋で細々と生き永らえていたラルサ2世は、アブナーが部屋を開けたことで解放され、家畜や人を襲って力をつけていた。深夜に物音を聞いて部屋に向かったアブナーは、異形のラルサ2世と遭遇し、真相を理解する。ラルサ2世はアブナーからランプを投げつけられた拍子に灯油を浴び、炎に焼かれながら「人間のように」恐怖し母を呼びながら息絶える。炎上する家をふり返らず、アブナーは自動車でダニッチ村から逃げる。
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7あらすじ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 00:26 UTC 版)
「タイタス・クロウの事件簿」の記事における「7あらすじ」の解説
1675年、ビリーという男が、魔術を用いたと恐れられ、縛り首にされる。その土地には、1800年代後半にブロウン館が建てられる。館では奇妙な音が聞こえ、音の原因をつきとめようとした所有者は発狂し、次の所有者も音を嫌い、最終的にはタイタス・クロウが館を購入する。 ノンフィクション作家のドーソンは、ビリーを取り上げた怪奇実話集を著し、また取材調査中に異端の書物「水神クタアト」のことを知り実物を見たいと考えるようになる。探求の末に、タイタス・クロウという人物が個人蔵していると知り、連絡をとりつける。ドーソンは、クロウの隠棲するブロウン館を訪問し「人革装丁の汗をかく本」を見せてもらう。 神秘を信じていないドーソンは、クロウも神秘を信じていないのだと思っていた。だがクロウは神秘はあると言う。疑うドーソンにクロウは、幽霊をただちに見せることはできないが、幽霊の実在を示す手がかりを示すことならできると続ける。 梁がきしむような音が聞こえ、クロウは「縛り首の樫の木」がビリーの体重できしむ音だと説明する。ドーソンは、単に風で木の枝がきしむ音だろうと、カーテンを開けて窓の外を確認する。窓の外には何もなく、音だけが鳴っている。縛り首の立ち木は、70年前に館を建てた時に、とっくに切り倒されて失くなっている。
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