6号機初期
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 04:04 UTC 版)
「6号機 (パチスロ)」の記事における「6号機初期」の解説
6号機として登場した最初の機種である「HEY!鏡」は、1Gあたりの純増枚数が最高でも3.0枚であった5号機のATと比較し、1Gあたり5.0枚と発表され注目を集めた。しかし、後述の短期出玉率上限に抵触しないよう、AT引き戻しゾーンでは出玉が減少し、トータルで判断すると1Gあたり2枚程度に落ち着いている。6号機初期には、このような瞬発力のあるATゾーンと出玉が減少する出玉減少区間を繰り返す台が見られた。 その後、2019年3月に大都技研より登場した「Re:ゼロから始める異世界生活」では、1Gの純増枚数が8.0枚と、4号機時代に匹敵するような超高純増機が登場。この機種ではAT中の出玉減少区間はなく、一度大きく上乗せをすれば300Gあまりで有利区間を完走できる(2400枚を獲得出来る)機種として人気となった。しかし、メインAT突入を掛けたCZがほぼ規定ゲーム数の消化からしか発動せず、加えて有利区間開始ゲームからの200ゲーム間前後はCZ当選規定ゲーム数の振り分けが存在せず、確定役やフリーズ等を除いて当選すら不可能な無抽選区間を設置しており、これを出玉減少区間と兼ねるかたちで設置して克服している。 しかしながら、6号機の高純増AT機は後述の短期出玉率上限に抵触しないように作る必要があることから、ATの種類に応じて押し順ナビ発生率を変えて純増枚数のスピードを変える「純増変動型AT機」が登場。このタイプでは、出玉減少区間や無抽選区間なしで、高純増ATを実現しているが、1600G出玉率上限に抵触しないように作る必要があることから、AT後に直ぐに当たる機種を作ることは非常に困難であった。 2019年後半になると、短期出玉率上限をほぼ無視出来る純増3枚前後の低純増AT機の機種が登場し、以降は低純増AT機が6号機の主流となる。 低ベースAT機の登場 6号機のAT機は、長期出玉率の下限規制をクリアするためにコイン持ちが千円ベースで50回転前後の高ベース機が多いが、一部では5号機時代のゼロボーナスとアクセルATを応用し、千円ベースで35〜40回転前後の低ベースAT機も登場している。これらの台は、「ペナルティボーナス」を搭載することで、長期出玉率17500G下限60%をクリアしている。 ペナルティボーナスは、一部のリールフラグで当選しやすく、ペナルティボーナス中はコイン獲得と減少区間を繰り返し、規定枚数獲得で終了する。また、ペナルティボーナスはコインが減少するだけでなく、天井ゲーム数が延長されたり、最悪天井ゲーム数がリセットされるなどの影響がある。メーカー側の説明不足も相まって、5号機に慣れ親しんだユーザーや初心者には不評で、ホールでは混乱を来たす原因となった。 一方で、ペナルティボーナスにはメリットもあり、低ベースAT機本来の吸い込みを抑制する役割も持っているので、ペナルティボーナスを複数回当選することで機械本来の機械割低下を抑える効果があるため、低設定の下振れ回収台かどうかを判断するには非常に有効な方法でもある。 しかし、初期に登場した「チェインクロニクル」(サミー)は版権物で、AT中の楽曲が著作権に引っかかるためプレイ動画をYouTubeなどの動画サイトでは投稿しにくく、以降に登場した機種でも同様のトラブルが頻発に起きたことから、ペナルティボーナスの有用性が一般的には普及しなかった。 その後、「天晴!モグモグ風林火山 全国制覇版」(NET)では、押し順ナビ1枚役でペナルティボーナスを回避する方法が確立し、以降の機種でこの方法が採用された。
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