3代目 AG/AH/AJ/AK/AT型(1983年 - 1987年)
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「ホンダ・シビック」の記事における「3代目 AG/AH/AJ/AK/AT型(1983年 - 1987年)」の解説
ハッチバックは1983年9月22日に、4ドアセダンと5ドアステーションワゴンの「シャトル」は10月20日にモデルチェンジ。「M・M(マン・マキシマム・メカ・ミニマム)思想」の設計哲学のもとに設計され、同一の商品名でありながら、3/4/5ドアの各々に専用のプラットフォーム(フロアパンおよびボディシェル)を採用している。通称は「ワンダーシビック」。 エンジンは1.3L(CVCC)と1.5Lの2種類。異型ヘッドライトが外観上の特徴であるが、1.3L仕様の「23L」「33U」「53U」「プロ」、1.5L仕様のシャトル「55M」などは、初期のアメリカ仕様と同様の規格角形ライトを採用した。3ドアハッチバックは後方部分を切り落とした当時としては画期的なスタイリングが評価され、1984年度グッドデザイン大賞を受賞。これは自動車としては初の大賞受賞である。また、当代でホンダとして初めて日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞した。 モデルライフ途中の1984年から1985年にかけ、旧ホンダ店がプリモ店とクリオ店に分割されたため、経過措置として次期型にモデルチェンジするまではクリオ店でも扱っていた。 1984年11月1日 新たに1.6LのZC型を搭載した「Si」グレードを追加。全日本ツーリングカー選手権 (JTC) などのレースにおいても用いられ、走りのよさから若者や走行性を重視する層の支持を得た。ボンネットには、エンジンのカムカバーとの干渉を避けるためS800以来のパワーバルジが付けられた。シビックのスポーティイメージの源流となったモデルといえる。なお、北米仕様にも「Si」というグレードがあったが、日本仕様とは異なり、DOHCエンジンではなく「25i」と同じSOHCエンジンを搭載している。 1985年3月8日 4ドアセダンに「Si」を追加設定。こちらにはパワーバルジは存在しない。 1985年9月25日 マイナーチェンジ。3ドアはフロントバンパーを大型化し、「Si」と1.5L仕様のリアガーニッシュをテールライト同色に変更する。4ドアはヘッドライト・フロントグリルおよびサイドマーカー・リアバンパー・テールランプのデザイン変更。トランクリッドの開閉位置を、テールランプの上側から、バンパー上側に変更。5ドアはフロントグリルを変更。また、フロントガラスは合わせガラスへ変更され、ホンダマチック車については「Si」と1.5L仕様はロックアップ機構付き4速フルオートマチック、1.3L仕様も同機構付き3速フルオートマチックへ変更により、燃費が改善された。 無限MOTULシビックSi
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