3代目 AC6P型(1995年-1998年)
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「マツダ・キャロル」の記事における「3代目 AC6P型(1995年-1998年)」の解説
ベース車となるアルトが4代目にフルモデルチェンジしプラットフォームを一新したことを受け、アルトより約11か月後の1995年(平成7年)10月に製造開始。先代モデルからドアとリアバンパー、インテリアの大部分を流用している。先代の丸みを帯びたスタイルをコンセプトとしつつも、ボディ後半を同年代のセルボモードに似たショートノッチバック風のスクエアなフォルムにするなど、女性ユーザーだけではなく男性ユーザーもターゲットに据えた「アウトビアンキ・A112アバルト」を髣髴とさせる勇ましいデザインに変貌した。特徴である丸形2灯ヘッドランプは受け継がれたが、カバーが廃され、簡素化した。また、特徴的だった埋め込みシールド型フォグランプはバンパー下前輪前の位置へ設置できるよう移動された。当時のマツダの安全基準に合わせ運転席SRSエアバッグが標準装備された。 先代ほど人気は伸びなかったことで、マツダオリジナルの開発は終了した。これにより、マツダの自社生産の軽自動車は38年の歴史に幕を閉じた。スポーティーなSOHCターボ車も設定されていたが、タコメーターは装備されていなかった。 クラシカル風カスタムカーがブームとなり各社から発売される中、マツダからは、キャロルカスタム、キャロルクラシックの2タイプを発売。 尚、アフターマーケットでは3代目キャロルがベースとなることが多く1996年(平成8年)12月には光岡自動車が3代目キャロルをベースとしたクラシカルな出で立ちのレイを発売している。 1997年(平成9年)、マツダスピードからは一段とレーシーな外装パーツ「キャロル(AC)用ツーリングキットA-スペック」としてマツダからは台数限定で装着限定車が販売されていた。 1998年9月、生産終了。在庫対応分のみの販売となる。 1998年10月、新規格に対応し、スズキ・アルトのOEM姉妹車となった4代目と入れ替わる形で販売終了。自社製造としてのキャロルはこのモデルで終焉となった。
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