2020 XR
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/07 07:03 UTC 版)
2020 XR | |
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仮符号・別名 | 2020 XR |
分類 | 小惑星 アポロ群 地球近傍天体 潜在的に危険な小惑星 |
発見 | |
発見日 | 2020年12月4日[1][2] |
発見者 | パンスターズ2[1][2] |
発見場所 | ハレアカラ天文台[1][2] |
軌道要素と性質 元期:2020年5月31日(JD 2459000.5)[3] | |
軌道長半径 (a) | 2.4987天文単位 (373,800,000 km)[3] |
近日点距離 (q) | 0.97013天文単位 (145,129,000 km)[3] |
遠日点距離 (Q) | 4.0272天文単位 (602,460,000 km)[3] |
離心率 (e) | 0.61174[3] |
公転周期 (P) | 3.95 年[3] |
軌道傾斜角 (i) | 13.947°[3] |
近日点引数 (ω) | 163.01°[3] |
昇交点黄経 (Ω) | 249.74°[3] |
平均近点角 (M) | 312.19°[3] |
前回近日点通過 | 2020年12月8日[3] |
最小交差距離 | 地球:0.00085天文単位 (127,000 km)[3] 木星:1.4天文単位 (210,000,000 km)[3] |
物理的性質 | |
平均直径 | ~390メートル (1,280 ft)[4] |
絶対等級 (H) | 19.8[2][3] |
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2020 XRとは、アポロ群に属する地球近傍天体で、直径が390メートル (1,280 ft)の潜在的に危険な小惑星である。5日間の観測アークでは、2028年12月1日に地球に衝突する可能性が11,000分の1であるとされ、パレルモスケールが-0.70でセントリーのSentry Risk Tableの一番上にリストされた[4][5]。
発見
2020 XRは、2020年12月4日にパンスターズ2によって発見された[2]。地球から0.426天文単位 (63,700,000 km)離れており太陽との離角は75°であった。2020年12月8日に近日点を通過した。2021年1月2日に、地球から0.328天文単位 (49,100,000 km)の距離を通過する[3]。
2020年12月13日、2013年、2016年、及び2020年半ばの正確な軌道を計算することが目的の観測により、観測アークが8日から7.8年に延長され、2020 XRはSentry Risk Tableから削除された[2][4]。
2024年
2028年12月に衝突するかしないかは2024年の2020 XRの地球による摂動で決定する。2024年12月4日、2020 XRは地球から0.0147天文単位 (2,200,000 km)の距離を通過する(不確実性は±800 km)[3]。これにより、2020 XRの公転周期が10日長くなると予測される。
時期 | 元期 (日付) |
公転周期 |
---|---|---|
接近前 | 2024年9月4日 | 1441日 |
接近後 | 2025年3月4日 | 1451日 |
2028年
2028年11月7日、2020 XRは地球から0.121天文単位 (18,100,000 km)の距離を通過する[3]。2028年12月1日までに、2020 XRと地球との距離は0.19天文単位 (28,000,000 km)となり[6]、不確実性は±10,000 kmである[注釈 1]。
脚注
注釈
出典
- ^ a b c “MPEC 2020-X365 : 2020 XR”. IAU Minor Planet Center (2020年12月7日). 2020年12月13日閲覧。 (K20X00R)
- ^ a b c d e f “2020 XR”. Minor Planet Center. 2020年12月13日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q “JPL Small-Body Database Browser: (2020 XR)”. Jet Propulsion Laboratory. 2020年12月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年11月13日閲覧。
- ^ a b c “Earth Impact Risk Summary: 2020 XR”. NASA/JPL Near-Earth Object Program Office. 2020年11月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月13日閲覧。
- ^ hohmanntransfer: 2020 XR (10 Dec 2020) (1/11000 = 9E-05)
- ^ “2020XR Ephemerides for 1 December 2028”. NEODyS (Near Earth Objects – Dynamic Site). 2020年12月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月13日閲覧。
外部リンク
- Asteroid Hazards, Part 3: Finding the Path – 小惑星センターのYouTubeビデオ(2015年8月26日)
- 2020 XR - NeoDyS-2, Near Earth Objects—Dynamic Site
- 2020 XR - ESA–space situational awareness
- 2020 XR - JPL Small-Body Database
「2020 XR」の例文・使い方・用例・文例
- そのビルは2020の秋に完成する予定です。
- そのビルは2020年に完成する予定です。
- この商品の発売予定日は2020年2月22日です。
- 時は2020年。
- ドイツ政府は,2020年までに電力需要の20%を風力発電や他の再生可能エネルギー源で供給することを計画している。
- 「2011年ごろまでに宇宙実験室を打ち上げる計画がある。次に,その実験室と宇宙船とのドッキング実験を行う予定だ。最終的には,2020年ごろに宇宙ステーションの建設をめざしている。」
- 同庁は,来日する外国人観光客の年間の人数を昨年の840万人から2020年までに2000万人に増やそうとしている。
- 広島市と長崎市が2020年五輪の共催を希望
- 10月11日,広島・長崎両市長は2020年の夏季オリンピックを共同開催する方法を探るため,合同委員会を設立すると発表した。
- この団体は2020年までに核兵器が廃絶されることを望んでいる。
- これまでの最高値は2001年の青森県・大(おお)間(ま)産マグロの2020万円だった。
- しかし,2020年現在,ボクシング界では高性能のロボットが人間の代わりを務めている。
- 2社は2020年までにこれらの開発結果を利用できるようにしたいと考えている。
- 東京が2020年五輪開催地に
- 9月7日,アルゼンチンのブエノスアイレスで開かれた国際オリンピック委員会(IOC)の総会で,東京が2020年夏季五輪の開催都市に選ばれた。
- 東京五輪は2020年7月24日から8月9日まで開催される。
- 日産が2020年までに自動運転車を発売予定
- 8月27日,日産自動車は2020年までに自動運転車を発売する計画であると米国で発表した。
- ユニクロは,2020年までに中国での店舗数を1000に増やす計画である。
- 政府は,2020年までに大学生と高校生の留学生の数を2倍にしたいと考えている。
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