2020年春モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 15:25 UTC 版)
2月にダブルチューナーモデルのBRWに2TB仕様のBRW2060を追加。3月に全自動モデルがモデルチェンジされた。4月には4Kチューナー内蔵モデル「4Kディーガ」にBS4K/110度CS4Kダブルチューナー搭載の2機種(4W100と4W300)が追加発売。6月には「おうちクラウドディーガ」のダブルチューナーモデル3機種とトリプルチューナーモデル1機種がモデルチェンジされた。なお、ダブルチューナーモデルと全自動モデルは本代から品番法則が改められ、ダブルチューナーモデルは2W、全自動モデルは2Xとなり、新たに追加された4Kチューナー内蔵全自動モデルは4Xとなる。 全自動モデルは愛称が2018年春モデル以来となる「全自動ディーガ」に戻り、新たに、日本国内で市販されている全自動モデルのブルーレイディスクレコーダーで初めて4Kチューナーを内蔵した「全自動4Kディーガ」が追加された。 「全自動ディーガ」はBRX2060の後継機種である2X200の1機種のみのラインナップとなった。「新着番組」はスマートフォンアプリ「どこでもディーガ」からの検索に対応したほか、番組ニュース記事に対応し、新着番組から番組の記事の表示が可能となった。 「全自動4Kディーガ」は従来のUBXシリーズの後継機種に位置づけられ、6TBの4X600と「DIGA」では最大容量となる10TBの4X1000の2機種をラインナップする。「4Kディーガ」の4Wシリーズ同様、BS4K/110度CS4Kダブルチューナーとなっており、BS4K/110度CS4K放送の2番組同時録画が可能なうえ、地上・BS・110度CSデジタル放送のチャンネル録画や1番組の通常録画との同時録画も可能である。また、通常録画用のうちの1基をチャンネル録画用に設定することも可能で、BS4K/110度CS4K放送の場合は1チャンネル分を、地上・BS・110度CSデジタル放送の場合は最大2チャンネル分まで設定可能で、いずれの場合も4X600は最大7日分、4X1000は最大13日分のチャンネル録画が可能である(いずれの場合も録画モードは放送画質モード(地上・BS・110度CSデジタル放送はDRモード、BS4K/110度CS4K放送は4KDRモード)のみ可能)。「4Kディーガ」同様に4K長時間録画モードに対応しているが、「全自動4Kディーガ」では、倍率固定で最大8倍(4K 8倍録モード)まで可能となったほか、「4Kおまかせ長時間"8~12倍録モード"」にも対応した。「新着番組」は「全自動ディーガ」の2X200同様の改良が行われた。 4X1000では、Ultra HD ブルーレイディスク再生時にトーンマップ処理をレコーダー側で高精度に行うことでディスプレイが表現しきれないHDR映像の高輝度部の色や階調を独自処理によりソフトごとに自動的に最適化することでディスプレイの種類に関係なく安定したHDR映像を出力する「HDRトーンマップ」技術(HLG/SDRコンテンツの再生時やHDR10+コンテンツをそのままの仕様で映像出力している時は無効化される)とHDR映像(HDR映像をSDRに変換出力した映像やSDR映像でも有効)のコントラスト感を調整可能にする「システムガンマ調整」が搭載された。 「4Kディーガ」の追加モデルとなる4W100と4W300は「全自動ディーガ」同様、倍率固定で最大8倍(4K 8倍録モード)まで可能となったほか、「4Kおまかせ長時間"8~12倍録モード"」にも対応した(4S100/4W200/4W400はソフトウェアアップデートにより対応する)。 「おうちクラウドディーガ」のダブルチューナーモデルと2T101はスマートフォンアプリ「どこでもディーガ」の機能強化により、シーン一覧表示から選択したシーンから再生(なお、シーンにネタバレの詳細が含まれている時は一旦表示が隠され、詳細を確認するかそのまま見るかの選択が可能となる。シーン再生はDIGAをインターネットに接続し、「ディモーラ」のプレミアム会員登録が必要。地上デジタル放送でシーン情報が登録されている番組のみ対応)や、音声による番組予約・検索・再生(スマホ再生やテレビ画面での再生)に対応した。 アナログAV入力端子と光デジタル出力端子は(トリプルチューナー搭載の上位機種も含め)全廃されている。 DMR-4X1000 全自動4Kディーガの上位機種。地上・BS・110度CSデジタル6基(うち2基はBS4K・110度CS4K兼用)、地上デジタル専用5基の11チューナー搭載(チャンネル録画は最大8チャンネルまで設定可能で、このうちBS/110度CSは最大3チャンネルまで選択可能)。内蔵HDD容量はUBX8060から2TB増量され10TBとなる。 DMR-4X600 全自動4Kディーガの普及機種。地上・BS・110度CSデジタル6基(うち2基はBS4K・110度CS4K兼用)、地上デジタル専用1基の7チューナー搭載(チャンネル録画は最大4チャンネルまで設定可能で、このうちBS/110度CSは最大3チャンネルまで選択可能)。内蔵HDD容量は6TB。 DMR-2X200 全自動ディーガ。地上・BS・110度CSデジタル6基、地上デジタル専用1基の7チューナー搭載(チャンネル録画は最大6チャンネルまで設定可能で、このうちBS/110度CSは最大5チャンネルまで選択可能)。内蔵HDDは2TB。 DMR-4W300 4Kディーガの上位機種で、トリプルチューナー搭載(うち2基は、地上デジタル及びBS・110度CSデジタルとの兼用でBS4K/110度CS4Kチューナーを搭載)。内蔵HDDは3TB。 DMR-4W100 4Kディーガの普及機種で、トリプルチューナー搭載(うち2基は、地上デジタル及びBS・110度CSデジタルとの兼用でBS4K/110度CS4Kチューナーを搭載)。内蔵HDDは1TB。 DMR-2T101 おうちクラウドディーガの普及機種で、トリプルチューナー搭載。内蔵HDDは1TB。 DMR-BRW2060 おうちクラウドディーガの上位機種。Wチューナー搭載。内蔵HDDは2TB。なお、後継機種の2W200の発表に伴い、発売からわずか2ヵ月で在庫僅少となった。 DMR-2W200 おうちクラウドディーガの上位機種。Wチューナー搭載。内蔵HDDは2TB。無線LAN搭載。有線LAN搭載。 DMR-2W100 おうちクラウドディーガの中級機種。Wチューナー搭載。内蔵HDDは1TB。無線LAN搭載。有線LAN搭載。 DMR-2W50 おうちクラウドディーガの普及機種。Wチューナー搭載。内蔵HDDは500GB。無線LAN非搭載。有線LAN搭載。
※この「2020年春モデル」の解説は、「DIGA」の解説の一部です。
「2020年春モデル」を含む「DIGA」の記事については、「DIGA」の概要を参照ください。
- 2020年春モデルのページへのリンク