2018-19 ポストシーズン(B1残留プレーオフ)
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「横浜ビー・コルセアーズ」の記事における「2018-19 ポストシーズン(B1残留プレーオフ)」の解説
B1残留プレーオフ1回戦は、ホーム平塚総合体育館で東地区6位のレバンガ北海道(総合順位17位)と対戦。 第1戦(4月26日)は、外角からのシュート精度が上がらない横浜をデイビッド・ドブラスらインサイド陣が好調な北海道が序盤で圧倒。2Q 6分には北海道のリードは20点に達しワンサイドに近い試合展開となった。挽回を図る横浜はブランドン・コストナーの3Pシュートが連続成功し、北海道の攻勢のリズムを崩しかけたが、直後にブランドン・コストナーは4ファウルでベンチに下がった。前半終了間際には川村のブザービート3Pシュートが決まり、横浜が10点差まで詰める形で前半を終了した。後半はブランドン・コストナーの代役になったエドワード・モリスが攻守に亘る活躍を見せ、アーサー・スティーブンソンがリバウンド奪取力で北海道をゴール下で圧倒、またここに来てやっと横浜ガード陣のシュート精度が回復し追撃態勢に入った。北海道はバイロン・ミュレンズにボールを集めてリードを守るべく対抗したが、横浜の攻勢を止められずじりじりと点差が詰まり、3Q終了時に5点差となった。4Qも立ち上がりからフルコートで追い上げのギアを上げる横浜に北海道は守勢一方の展開になった。北海道は引き続きバイロン・ミュレンズにボールを集めて逃げ切りを図ったが、ここまで、ほぼフル出場のミュレンズに疲れが見え始めたのか、シュート精度が目に見えて落ちたことで北海道の得点力が急失速した。残り7分13秒で横浜が同点に追つき、その後は一進一退の攻防が続いたが、勢いに勝る横浜が逆転に成功。大事な初戦を制した。 第2戦(4月27日)は立ち上がりから、両チーム外国籍インサイド同士の点の取り合いになったが、アーサー・スティーブンソンのリバウンド奪取力はこの試合でも際立っており、ゴール下での強さでo大きく上回る横浜が優勢に試合を進め、前半は47-41の横浜6点リードで折り返す。3Qの北海道はインサイドに加えて、横浜のゾーンディフェンスの弱点を突く3Pシュートによるアウトサイド攻撃が次々と決まり一気に横浜を逆転、焦りが出た横浜は大黒柱の、アーサー・スティーブンソンを4ファウルでベンチに下げたことで失い3Qは19-27、トータルスコアで3点の北海道リードで最終4Qに入った。4Qは点差がなかなか縮まらないまま最終盤を迎える。北海道の2点リードでの残り4秒には、これが入れば逆転のブランドン・コストナーの3Pシュート、そのリバウンドから川村卓也が再度3Pシュートを狙ったが、いずれのシュートも外れてしまったところでタイムアップ、第2戦は僅差で北海道が制した。 特別ルールの前後半5分の第3戦は、立ち上がりから横浜のブランドン・コストナーが好調で前半5分間で8得点。後半には川村卓也、アーサー・スティーブンソンの得点で残り3分39秒で14-7の7点差まで横浜がリードを広げて試合を優位に進めた。しかし目前の勝ちを意識したのか、ここから横浜のリズムが急速に悪化し北海道の猛追を受ける。北海道は後半残り2分でデイビッド・ドブラスを退場で失い、絶体絶命のピンチに陥るが残ったバイロン・ミュレンズが奮闘を見せ、ここから0-15のランで横浜を逆転。横浜は結局、後半残り3分39秒から1点も取ることができず、14-22で北海道が勝利し、B1残留プレーオフ1回戦は北海道の勝ち抜けとなった。 例年であればこのB1残留プレーオフ1回戦で負けたチームは、その時点でB2降格であったが、この年はB1福岡がB1ライセンスを失効し、B2プレーオフでB1ライセンスを持たない信州ブレイブウォリアーズと群馬クレインサンダーズが1位、2位に入ったことでB1降格枠が1チームだけになり、前述のB1ライセンスを失効した福岡が降格確定していた事で、横浜は昇格ルールに助けられる形で、B1残留プレーオフの結果に依らずにB1残留を確定させた。
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