2013年ラグビーウェールズ代表の日本遠征
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/14 07:05 UTC 版)
期間 | 6月8日 – 6月15日 |
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2013年6月、ウェールズは、2013 ミッドイヤー・ラグビーテストマッチシリーズの一部として日本へ遠征した[1]。ウェールズ代表は6月8日と6月15日の2度、日本代表とテストマッチ(リポビタンDチャレンジ)を行った。6月8日は日本で最も古いラグビーユニオン専用競技場である大阪の近鉄花園ラグビー場で、6月15日は日本ラグビーのホームスタジアムである東京の秩父宮ラグビー場で試合が行われた。ウェールズにとって日本とのテストシリーズは2001年以来(ウェールズの2勝0敗)であり[2]、日本との対戦はラグビーワールドカップ2007本大会一次リーグB組での試合(ウェールズが72対18で勝利)以来であった。また、日本で日本代表と対戦したティア1の国としては、2006年のイタリア以来でもあった。
遠征の開始時点では、日本はウェールズから勝利を挙げたことがなく、これまでの全試合でウェールズが勝利を収めていた。しかしながら、シリーズの第2試合で日本はウェールズからテストマッチ初勝利を挙げた。
テストシリーズはウェールズ1勝、日本1勝の引分けで終わった。
試合
花園での第1戦は敗れた際に、エディー・ジョーンズは「アタックでチャンスがありながら、自ら失った。大事な場面で集中力が欠けた。同じ過ちを繰り返してはならない」と話していた。そして第2戦、SH田中史朗は積極的にサイドアタックを仕掛けてFWを前に出し、後半になると連続攻撃から最後は相手のディフェンスが届かないところでFLマイケル・ブロードハーストがトライ。さらにCTBクレイグ・ウィングのトライと五郎丸のPGで23得点。ディフェンスも後半に1トライを許しただけであった[3]。
日付 | 場所 | ホーム | スコア | アウェー |
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2013年6月8日14時 JST (UTC+9) | 近鉄花園ラグビー場(大阪) | 日本 ![]() |
18–22 | ![]() |
2013年6月15日14時 JST (UTC+9) | 秩父宮ラグビー場(東京) | 日本 ![]() |
23–8 | ![]() |
選手
ウェールズ
ウォーレン・ガットランドとロブ・ハウリーがブリティッシュ・アンド・アイリッシュ・ライオンズの2013年オーストラリア遠征に専念しているため、ロビン・マクブライドが臨時ヘッドコーチを務めた[4]。5月21日、マクブライドは遠征に参加する27名を発表した[5]。
遠征の前(5月28日)にアーロン・シングラーとアシュリー・ベックが怪我のため離脱し、ジョシュ・ナヴィディとアダム・ウォーレン (ラグビーユニオン)が代わりに招集された[6]。
日本
2013 IRBパシフィック・ネイションズ・カップおよびウェールズ日本遠征に参加した日本の35選手。
- ヘッドコーチ:
エディー・ジョーンズ
- キャップ数および年齢は第一試合時点(2013年6月8日)のもの。
試合
2013年6月8日 14:00 JST (UTC+9) |
日本 ![]() |
18–22 | ![]() |
近鉄花園ラグビー場(大阪) 観客動員数: 20,152人 レフリー: ローレンス・ファン・デル・メルヴァ(南アフリカ) |
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トライ: ブロードハースト 38' m 藤田 69' c コンバート: 五郎丸 (1/2) 70' PK: 五郎丸 (2/4) 15', 20' |
レポート | トライ: ハリー・ロビンソン (ラグビー選手) 63' c コンバート: ビガー (1/1) 64' PK: ビガー (4/5) 23', 29', 46', 59' パッチェル (1/1) 79' |
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註:
- ダン・ベイカー (ラグビー選手), ダフィッド・ホーウェルズ, ジェームズ・キング, リース・パッチェル, エミル・フィリップス, アンドリース・プレトリア (ラグビー選手), オーウェン・ウィリアムス (1991年生まれのラグビー選手)(全てウェールズ)および長江有祐(日本)はこの試合がテストマッチデビュー。
2013年6月15日 14:00 JST (UTC+9) |
日本 ![]() |
23–8 | ![]() |
秩父宮ラグビー場(東京) 観客動員数: 21,062人 レフリー: グレッグ・ガーナー(イングランド) |
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トライ: Wing 49' c ブロードハースト 60' c コンバート: 五郎丸 (2/2) 49', 61' PK: 五郎丸 (3/3) 14', 34', 76' |
レポート | トライ: トム・プライディー 44 m PK: ビガー (1/2) 21' |
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註:
脚注
- ^ Japan confirm Wales Tour date . Wru. 2021年3月14日閲覧。
- ^ wacky. “Wales Summer Tour of Japan 2001”. Wacky's Rugby Page. 2013年6月15日閲覧。
- ^ ベースボールマガジン社『ラグビー 戦後70年史』p122
- ^ McBryde to coach Wales in Japan . espnscrum. 2021年3月14日閲覧。
- ^ Davies handed captaincy for Japan tour . espnscrum. 2021年3月14日閲覧。
- ^ Navidi and Warren added to squad . Wru. 2021年3月14日閲覧。
- ^ リポビタンDチャレンジ2013 ウェールズ代表戦(6月15日) キックオフボール・プレゼンターにNEWSの加藤シゲアキさんが決定 . 日本ラグビーフットボール協会(2013年6月7日). 2021年3月14日閲覧。
関連項目
「2013 ラグビーウェールズ代表日本遠征」の例文・使い方・用例・文例
- 富士山は2013年に世界遺産として登録されました。
- 2013年3月における日本銀行のマネタリーベースは約20億円だった。
- 日本の2013年問題とは、2013年4月2日以降に60歳になる定年退職者であるか無職の男性が、年金受給資格の段階的引き上げの結果、一定期間定収入がなくなることを意味する。
- その新会社の製造事業は、2013年5月20日より開始いたします。
- この放送は2013年5月からスタートします。
- この契約書は2013年1月1日より有効となる。
- 私は2013年3月3日に日本へ出発します。
- 2013年以降も
- 2013年初旬
- ライセンスの有効期限は2013年1月2日です。
- 2013年度新卒採用の応募受付は終了いたしました。
- 昨年末に頂いたカタログ(2012冬-2013春)の内容について質問がございます。
- わずか7年後の2013年には70億人に達する見込みだ。
- 彼らの宇宙への最初の旅は早ければ2013年になるだろう。
- 次回のWBCは2013年に開催される予定だ。
- 2013年に就航することが期待されている。
- その計画によると,生まれ変わった歌舞伎座は2013年春にオープンする。
- 2013年春以降,E5系車両は最高時速320キロで運行される予定だ。
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