2010年9/10月発売モデル
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「BDZ」の記事における「2010年9/10月発売モデル」の解説
ラインナップが拡張され、高画質・高音質版(従来のEX200)の1TB HDD版であるAX1000を新たに設定。すべての機種で「ブルーレイ3D」ディスク再生並びに「BDXL」の録画・再生に対応。新システムの採用により、標準起動モードで最速約6秒、瞬間起動モードで約0.5秒の瞬間起動を可能にした。新世代AVCエンコーダーを採用した『インテリジェントエンコーダー2』を搭載することにより、シングルチューナーモデルのAT300Sを除く全機種で2番組同時に最大11倍のAVCによるフルハイビジョン長時間録画が可能となり、さらに長時間モードで2番組同時録画中にもブルーレイディスクの再生(BD-ROM・Blu-ray 3D)、追いかけ再生、早見再生、HDDからブルーレイディスクへの高速ダビングが出来るなど、マルチタスクの性能が大幅に向上した。 高画質回路が「CREAS 3」に進化し、斜め線や動きのある映像を補正してスムーズなラインを表現する「I/P変換」は1080/60P出力に対応した「新I/P変換」になると共に、接続するモニタを指定するだけで素材に応じた最適画質に自動調整する「おまかせ画質モード」や厳選した8つのシチュエーションに対応したこだわりチューンを設定できる「おすすめ画質プリセット」を採用。さらに、BD-ROM再生とそれ以外を別々に設定できる「BD-ROM専用画質設定」も搭載された。加えて、録画中に音声や映像の切り替わりを検知して自動でチャプターを作成する「おまかせチャプター」や「おでかけ転送」に使う動画ファイル作成も長時間録画中に両方の番組で可能。番組表(EPG)もフルHD化され、細かい文字もはっきりと見やすくなった。 2011年5月のアップデートでは、ブルーレイディスクからHDDへの「ムーブバック機能」が搭載され、これにより複数のディスクに保存されている映像を1枚のディスクに収納することが可能となった。他にもケーブルテレビのSTBとのLAN接続によるハイビジョン録画、早送りなどシーク操作時の操作性向上や画質向上など多くの改善が盛り込まれた。 尚、これ以降のモデルよりマルチチューナー搭載機の「録画1」動作中のチャンネル切り替え制限がなくなり、1番組録画中でも裏番組の視聴が可能になった。 本シリーズは地上アナログチューナーを廃止しデジタル3波チューナーのみ搭載。BD業界では東芝「レグザ」と並んで最も早く録画機より地上アナログチューナー撤去を完了した。 本シリーズ以降のBDZと2009年12月以前に発売されたBRAVIAを組み合わせた場合、BRAVIAリモコンのダイレクトボタンの利用に一部制限が出る。 BDZ-AT300S HDD 500GB - BDZ-RS15の後継機、高さ49.5mmの薄型ボディを実現。 BDZ-AT500 HDD 320GB - BDZ-RX35の後継機、2番組同時録画対応 BDZ-AT700 HDD 500GB - BDZ-RX55の後継機、2番組同時録画対応 BDZ-AT900 HDD 1TB - BDZ-RX105の後継機、2番組同時録画対応 BDZ-AX1000 HDD 1TB - 新規設定。BDZ-EX200の高画質・高音質機能を継承し、HDDのみ1TBにした最上位機種・AX2000の廉価版。2番組同時録画対応。HDD容量以外はAX2000と同等の性能を有する。 BDZ-AX2000 HDD 2TB - BDZ-EX200の後継機、2番組同時録画対応 AXシリーズでは新たに開発されたワンランク上の高画質回路「CREAS Pro」を搭載。階調復元性能を大幅に向上した「高階調スムージング」、映像を解析して自動でコントラストを補正する「コントラストリマスター」、映像素材の特性や映像解析で抽出した特徴に合わせた解像度調整を行う「適応型超解像」、アニメやCG映像で発生する輪部周辺のノイズ低減の精度が向上され、最適化された「新アニメ・CGリマスター」などを備えている。
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