2代目 C10/C30系(1983年-1992年)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/24 16:33 UTC 版)
「三菱・ミラージュ」の記事における「2代目 C10/C30系(1983年-1992年)」の解説
(ハッチバック/セダン 1983年-1987年,バン/ワゴン 1985年-1992年) 2代目ミラージュは初代の4ドア車のプラットフォームをキャリーオーバーしたフルモデルチェンジ車。ボディタイプは、3ドアハッチバック、5ドアハッチバック、4ドアセダンの構成で、これは初代と同じであるが、発売2年後の1985年にステーションワゴンとバンが追加された。なお、5ドアハッチバックはこの2代目以降2012年の6代目で復活するまでラインアップから消えている。 エクステリアデザインは、初代のシンプルで張りのある曲面を用いた先進的なイメージや、細いピラーと広いガラス面積のデザインは継承しながら、傾斜を強めたウインドシールドとより長い全長(3ドア車)によって伸びやかなフォルムとなった。フロント周りは、ボディ色のフロントグリル、フェンダーまで回り込んだボンネット、サイドに大きく回り込んだフロントコンビネーションランプなどを特徴とし、リア周りは、ボディ色で上下に仕切られたリアコンビネーションランプが特徴だった。リアホイールアーチは台形形状で、同時期に発売された3代目ギャランΣやトレディア、コルディアとも共通性があり、この時代の三菱車の特徴であった。なお、3ドアハッチバックから派生した4ドアセダンは青木秀敏のデザインで、その姉妹車の2代目ランサー・フィオーレはほぼ同じデザインであった。 エンジンは基本の1.3L、1.5Lと、高性能な1.6Lターボや、1.8Lディーゼル、またパワーを必要とする時は4気筒、必要としない時は2気筒に自動的に変わる1.5L MDエンジンを装備した車種もラインナップされた。 1985年から2008年までは、マレーシアの自動車メーカー、プロトンによってミラージュセダンをベースとするプロトン・サガが販売されていた。 また、1984年の2形マイナーチェンジCMでエリマキトカゲを起用し、日本にエリマキトカゲブームを巻き起こすきっかけになったことでも知られている。 1986年4月からテレビ朝日系で放送された東映制作の特撮テレビドラマ『時空戦士スピルバン』では、主人公スピルバンのパートナー(事実上のヒロイン)であるダイアナレディの変身前、及び地球上での愛車(後期形3ドアハッチバック 1.6GSRターボ)として登場した。
※この「2代目 C10/C30系(1983年-1992年)」の解説は、「三菱・ミラージュ」の解説の一部です。
「2代目 C10/C30系(1983年-1992年)」を含む「三菱・ミラージュ」の記事については、「三菱・ミラージュ」の概要を参照ください。
- 2代目 C10/C30系のページへのリンク