1972年~1986年とは? わかりやすく解説

1972年~1986年

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/18 09:24 UTC 版)

第40航空突撃連隊」の記事における「1972年~1986年」の解説

1970年代初頭まで、部隊第5軍管区ドイツ語版)に所属した1971年12月1日には部隊名が第2降下猟兵大隊(Fallschirmjägerbataillon 2, FJB-2)となる。また1972年11月8日には第40降下猟兵大隊(Fallschirmjägerbataillon 40, FJB-40)に改名され12月1日以降新設地上軍司令部によって直接運用された。国家人民軍地上軍において40という部隊番号地上軍司令部付を意味し、また部隊番号40付され各部隊いかなる場合においても他の下級司令部指揮下に移らず、地上軍司令部によって直接運用されるものとされた。戦時及び特別の命令下された場合ワルシャワ条約機構各国軍は戦力統合を図ることとされており、第40降下猟兵大隊ベルリン中心に展開するものとされていた。 地上軍部隊大きく第3軍管区ドイツ語版)と第5軍管区分けており、当初はこれら軍管区ごとに降下猟兵大隊編成される予定だった。しかし計画上の失敗から、いずれの軍管区要請にも対応しうる中央部隊として司令部直属に1個の降下猟兵大隊だけが設けられのである当時調査から2個大隊相当する人的資源確保不可能と見なされていたが、1970年代には部隊拡張決定された。これに従って新たな訓練専門部隊編成が行われ、予備役兵及び下士官訓練が行われた。この部隊爆破教育小隊(Sprengtaucherzug)と呼ばれていたが、後に偵察小隊(Aufklärungszug)と改名された。1978年末、ドイツ民主共和国北部大雪害ドイツ語版)に襲われた。第40降下猟兵大隊はこれを救援するべく出動し降下猟兵らはヘリコプタースキー駆使して孤立した集落農場食料及び物資送り届けた1980年12月以降、第40降下猟兵大隊はベルリン・シュトラウスベルクに駐屯地移し国防大臣筆頭とした国防省高官や高級将校らの居住区護衛の任についた。ここに暮らしていた著名な高級将校としてはフリッツ・シュトレーレッツヴォルフガング・ラインホルトなどが知られる以前から警護担っていたフーゴー・エーバーライン衛兵連隊は、第40降下猟兵大隊交代する形で任務離れた。この配置転換当時国防大臣カール=ハインツ・ホフマン将軍によって行われたホフマン党幹部居住区であるヴァンドリッツ地区から離れて暮らす政治局メンバー1人であり、自身個人的に信頼出来部隊によって護衛されることを望み降下猟兵呼び寄せたのだとされている。 この任務与えられた後、部隊増員されと共に新たに中隊編成が行われた。当時は1個降下猟兵中隊を4個降下猟兵小隊によって構成していた。しかし1983年になると降下猟兵たる任務国防省高官護衛両立する事は不可能と判断され護衛任務は再び衛兵連隊引き継がれた。ただし、その後も8週間ごとに2週間の特別警護(Sonderwache)の任務受けてシュトラウスベルク派遣された。特別警護任務における1回あたりの勤務時間48時間とされており、それ以外時間シュトラウスベルク近郊設置され施設における訓練に費された。 1981年、第40降下猟兵大隊ポツダムレーニン演習場駐屯地を移す。この施設国家人民軍有した演習場のうち、最先端設備有するものであった。同演習場降下猟兵らの要望取り入れリューゲン島よりも整備され市街戦訓練施設ヘリポート備えていた。ただし兵舎完成は遅れ、部隊の移動後も1年間防空壕臨時兵舎として使用していた。

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