フーゴー・エーバーライン衛兵連隊とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > フーゴー・エーバーライン衛兵連隊の意味・解説 

フーゴー・エーバーライン衛兵連隊

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/28 05:00 UTC 版)

フーゴー・エーバーライン衛兵連隊
Wachregiment „Hugo Eberlein“
国家人民軍地上軍の軍旗
創設 1956年 - 1990年10月2日
国籍 東ドイツ
軍種 歩兵
タイプ 歩兵連隊
兵力 7個中隊
上級部隊 国家人民軍地上軍
基地 シュトラウスベルクバルニム兵舎ドイツ語版

フーゴー・エーバーライン衛兵連隊ドイツ語: Wachregiment „Hugo Eberlein“)、または第2衛兵連隊ドイツ語: Wachregiment 2, WR-2)とは、国家人民軍地上軍(東ドイツ陸軍)が有した連隊の1つ。ドイツ民主共和国国防省ドイツ語版(MfNV)に直属し、高級将校やドイツ社会主義統一党(SED)幹部の身辺警護、重要な軍事施設及び党施設の警護を主な任務とした。

任務

フーゴー・エーバーライン衛兵連隊はシュトラウスベルク北部に駐屯し、国防省及び付随する施設・人員の警護を担っていた。1962年までは東ベルリンにも展開していた。この部隊は国防省直属の部隊として扱われ、指揮権は国防省の一般作戦幕僚部副長(Stellvertreter des Chefs des Hauptstabes für Allgemeine Aufgaben)に与えられていた。

歴史

1956年、兵営人民警察を管轄する内務省の部局、演習本部ドイツ語版にて衛兵連隊(Wachregiment)の編成が行われる。連隊には大粛清の中で処刑されたドイツ人の共産主義者、フーゴー・エーバーラインドイツ語版の名が冠された。

当初、衛兵連隊には純粋に儀仗のみを任務とする3個儀仗兵中隊が所属していたが、1962年にフリードリヒ・エンゲルス衛兵連隊、あるいは第1衛兵連隊として分割された。これに伴い、従来の衛兵連隊は第2衛兵連隊と改称された。

第2衛兵連隊の将兵は、「NVA-Wachregiment」の刺繍が施された袖章を軍服に装着していた。

1990年、共和国の崩壊および国家人民軍の解体に伴い、第2衛兵連隊も解散した。警護任務は連邦軍東部司令部に引き継がれた。

関連項目




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「フーゴー・エーバーライン衛兵連隊」の関連用語

フーゴー・エーバーライン衛兵連隊のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



フーゴー・エーバーライン衛兵連隊のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのフーゴー・エーバーライン衛兵連隊 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS