じゅうさんにんのしかく〔ジフサンニンのシカク〕【十三人の刺客】
13人の刺客
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/03 14:09 UTC 版)
「十三人の刺客 (小説)」の記事における「13人の刺客」の解説
島田新左衛門(しまだ しんざえもん) 目付。旗本750石の家柄。あさり河岸桃井道場の門弟で、鏡心明智流の遣い手。元は御書院番で、後に御書院番頭に出世。愛刀は筑後の刀工・三池典太作2尺3寸5分の剛刀。 松平斉宣を討った後、半兵衛に斬られ死亡。 倉永左平太(くらなが さへいた) 御徒目付組頭。島田の10年に亘る知己で有能な部下でもある股肱の臣。小野派一刀流の遣い手で200石の旗本。早くに妻を亡くし、子の無いやもめ暮らし。 島田新六郎(しまだ しんろくろう) 新左衛門の甥(姉の子)で旗本の三男坊。直心影流の遣い手で、亀沢町の男谷道場の門弟だった。現在は芸者の小えんの家に居候している。 石塚利平(いしづか りへい) 父子2代で島田家に仕える若党。戦いの中、頸動脈を斬られ、新左衛門への伝令の役目を果たした後、死亡。 平山九十郎(ひらやま くじゅうろう) 桃井道場で新左衛門と知り合った浪人。半兵衛と斬り結んだ際、刀が折れ敗れる。 三橋軍次郎(みつはし ぐんじろう) 御小人目付組頭。32歳。新六郎とは古い馴染みで、道場は違うが同じ直心影流の遣い手。明石藩士達と斬り結び、戦死。 大竹茂助(おおたけ もすけ) 御徒目付。26歳。半兵衛の投げた槍に刺し貫かれ、刺客達の中で最初の戦死者となる。 日置八十吉(ひおき やそきち) 御徒目付。23歳。 樋口源内(ひぐち げんない) 御小人目付。33歳。半兵衛に斬られ死亡。 堀井彌八(ほりい やはち) 御小人目付。三橋の配下。29歳。右腕を切断され、その後死亡。 佐原平蔵(さはら へいぞう) 武州浪人。平山の友人。神道無念流の遣い手。奮戦した後、戦死。 小倉庄次郎(おぐら しょうじろう) 前髪が取れたばかりの若輩で目元の涼しい紅顔の美少年。両親は既に亡く、家は5両2人扶持の御台所方を務める。平山九十郎の弟子。九十郎の戦死後、明石藩士の刀に貫かれ死亡。 木賀小弥太(きが こやた) 大久手の地侍の倅。父の代に身代限りをし、徳兵衛の家に寄寓している。一人前であると徳兵衛に認めてもらうため、一挙に加わる。戦いの中、右手首切断の重傷を負うが、利平の応急処置で一命をとりとめる。
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