10月13日の誕生花
10月13日の誕生花一覧
10月13日の誕生花には、「ネリネ」「アカンサス」「モミジアオイ」「シモツケ」がある。#ネリネ
ネリネは、ヒガンバナ科に属する花である。主にピンク色の花が咲くが、その花の花弁に光が当たると、光沢が出るのが特徴だ。そして、宝石を想像させるということで、「ダイヤモンドリリー」と呼ばれる場合も多い。その仕組みは花弁の表面の構造にあり、非常に小さな粒が無数に並んでいるよう形となっている。光を当てると、それぞれの粒が乱反射を起こすので、光沢が生まれる。他の花では、表面は滑らかな構造となっているため光沢は出ず、光沢が出るのは、ネリネという花が持つ大きな特徴である。
●ネリネの花言葉
ネリネの代表的な花言葉は、「また会う日を楽しみに」であるが、これはギリシャ神話が関係している。「ネリネ」という名前は、ギリシャ神話に登場する妖精「ネーレーイス」の名前が元となっている。ネーレーイスは水の妖精として知られ、湖など、水のあるところでしか生きられない。したがって、陸上で生きる相手が会いに来てくれることを待つしかないということで、「また会う日を楽しみに」という花言葉となった。また、相手が来てくれるのを辛抱強く待つという意味合いの、「忍耐」という花言葉もある。
#アカンサス
アカンサスは、主に観賞用として使用される、ハアザミ属の植物である。縦に長く伸びた茎に沿う形で、数多くの花が咲くのが特徴だ。そして、背が高いのが特徴であり、1mを超えることは決して珍しくない。そのため、花束に使用されるよりは、ガーデニング用の植物として植えられることが多い。花は基本的に白だが、萼の部分が紫色である。したがって、白い花の根元部分に紫色があるという、コントラストを楽しめる植物として知られている。
●アカンサスの花言葉
アカンサスの花言葉は、「建築」「技巧」である。これらはアカンサスの花ではなく、葉が由来となっている。根元から大きく広がるような見た目となっているアカンサスの葉は、コリント式を始めとする、古代ギリシャの彫刻のモチーフとして数多く使用された。そのことから、建物に関することとして「建築」、精密な彫刻を作り上げた技術力を称する「技巧」が、花言葉となった。
#モミジアオイ
モミジアオイは、南国の植物として知られている、ハイビスカスの仲間である。花は、大きな花弁が5枚あり、それぞれが接触せず、間に空間があるのが特徴だ。花の色は基本的に赤のみであり、サイズが大きいため、遠くからでもよく目立つ。そして、暑さと寒さの両方に強いので、育てるのが非常に簡単である。そのため、日本でもガーデニングで植えられることが多い。
●モミジアオイの花言葉
モミジアオイの花言葉は、「温和」「穏やかさ」である。これは、モミジアオイの赤い花が、見た人の心を落ち着かせるということが、由来のひとつである。また、モミジアオイは一日花であり、日が暮れると花はしおれてしまう。しかし、次の日には、別の花が咲く。そうして、花が競うように咲くのではなく、順番に咲く様子から、「温和」や「穏やかさ」という花言葉になったとする説もある。
#シモツケ
シモツケは、東アジアを中心に生息している低木である。温かい季節になると、小さい花を付けるのが特徴であり、育てることが難しくないため、色々な場所で観賞用として育てられている。花は白やピンクなど、品種によって複数の色があり、ひとつの茎にいくつもの花が咲くという特徴がある。花は1ヶ月以上咲き続けることも珍しくはない上に、鮮やかな緑色の葉も、観賞の対象になり得る。
●シモツケの花言葉
シモツケの代表的な花言葉は、「儚さ」であるが、これはシモツケの花の見た目が由来となっている。シモツケは、ひとつの茎に無数の花が咲くが、花のひとつひとつは非常に小さい。その花のか弱そうな見た目から、「儚さ」という花言葉が生まれた。
また、「無駄」や「無益」という、良くない意味の花言葉もあるが、これらは中国の繍線(しゅうせん)という少女に関する逸話が元となっている。繍線は、敵国に捕らえられてしまった父親を助けるために、男装をして敵国に忍び込む。しかし、父親はすでに病死してしまっていた。そして、繍線は父親の墓の近くに咲いていたシモツケを持ち帰り、庭で咲かせ続けたという逸話だ。その逸話から、繍線が忍び込んだことを指して、「無駄」「無益」という花言葉が生まれた。
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