10月5日の誕生花
月別の誕生花において、今回紹介するのが10月の誕生花である。10月の誕生花の特徴としては、黄色や赤そして紫など色鮮やかな花びらを咲かせるが全体的に小柄のサイズが多い。その小柄なサイズの草花が広い面積に咲き誇ることから、女性のイメージと照らし合わせて「謙虚」や「愛嬌」そして「清純」などの言葉を付けられる。そのため女性への贈り物として最適だが、そのほかの花言葉には「希望」や「元気」などの良い言葉もつけられているので大切な人への贈り物としてもおすすめだ。
10月5日の誕生花一覧
「10月5日の誕生花」は、白と紫の花びらを咲かせる「クレオレ」と「黄色コスモス」である。誕生花の意味、解説、花言葉
■クレオメ クレオメの特徴は、雌しべに4つの白もしくは紫の花が咲くことだ。その4つの花びらが咲く姿がまるで蝶のように見えたことから、この花の別名で西洋風蝶草と名付けられている。クレオメは10月5日の誕生花だが、開花始めは7月からなので長く楽しめる花である。このクレオメの原産地は南アメリカなどの熱帯地域で咲く花のため、暑い気候に強いというのが理由だ。逆に寒さには弱いため、この時期にも楽しみたいのであれば鉢植えにした後に室内に持ち運んだ後に、ビニールなどを利用して温度を一定に保つことが重要だ。●クレオメの花言葉・秘密のひととき・あなたの容姿に酔う・小さな愛・舞姫このクレオメを象徴する花言葉は、やはり「舞姫」である。この花が旬を迎える10月は、夏の暑い空気が偏西風の影響を受けて秋の空気に入れ替わる時期だ。偏西風によってある程度の風力のある風が起きる時期に加えて、クレオメはめしべが大きいこともあり、風の影響を受けて左右に大きく揺れる。そのめしべが風によって大きく揺れたときに4つの花びらが蝶のように華麗に舞っているようにみえることから「舞姫」と名付けられたのである。■黄色コスモスコスモスは日本全域で親しまれる花だが、この花は日本の固有種ではなくメキシコなど中南米から観賞用として伝来した歴史を持つ。●黄色コスモスの花言葉・調和・乙女の真心・謙虚・野生の美しさ調和と乙女の真心そして謙虚と名付けられた理由として、そのほかの草花の邪魔をしないためだ。秋に大輪を咲かせるので秋が旬のように思われるが、メキシコなど中南米の暑い気候に適応する花なので6月ごろにはすでに咲き始めている。このコスモスは本来は夏の花なのだが、認知されない理由としてはコスモスは夏に旬を迎える花の中では小柄の部類に入るためだ。多くの草花は我先にと太陽の光を浴びようと茎や花を大きく成長するため、小柄のコスモスはほかの草花が遮ることで見つけづらい。そこでコスモスは、夏場の時期は咲く量を抑えて余力を残し、夏に旬を迎える花が無くなった秋に残していた余力を使って満開になるのだ。太陽の光が降り注ぎ次の世代に命をつなげやすい夏場に他の花の生育を邪魔しない姿から、英語の調和を意味する「kosmos」がそのまま花言葉として付けられ、そのほかに乙女の真心や謙虚などが後で付け加えられた。基本的なコスモスの花言葉は、「調和」と「乙女の真心」そして「謙虚」だが、色々な色の花を咲かせる植物にはそれぞれの色によって固有の花言葉が存在する。コスモスにも色別の固有の花言葉が存在し、黄色の場合には「野生の美しさ」だ。この黄色のコスモスは自然由来ではなく、別の種類と掛け合わせることで生まれた人工色のコスモスである。そのため人の手が加えられていない天然を意味を含む野生とはかけ離れているのだが、花言葉に「野生の美しさ」と名付けられたのはヒマワリを代表するように夏と秋に咲き誇る花の多くに黄色の花びらをつける植物が多い。小柄でもほかの黄色い花に負けないぐらいに力強く咲くことが、この黄色のコスモスに野生の美しさと名付けられた理由と推察される。- 10月5日の誕生花のページへのリンク