魔王崇拝教団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 02:56 UTC 版)
「スレイヤーズの登場人物」の記事における「魔王崇拝教団」の解説
クロツ マインの村に本拠を置いていた、邪神崇拝教団の教祖。徹底的な合理主義者で用意周到な策謀家。行く当てのない傭兵を合成獣化して獣人軍団を組織していた。ライゼール帝国領内での「異界黙示録(クレアバイブル)」の写本争奪戦でゼルガディスとゼロスを出し抜いて写本を手に入れ、その知識を用いてザナッファーを創り出した。バルグモンがやられ、リナ達を倒すためザナッファーを目覚めさせるが、ザナッファーに食われた。 バルグモン クロツ率いる邪神崇拝教団の司教。三流悪役魔道士のような外見をしているが、実は二刀流の剣士でガウリイ以上の剣術の使い手。その実力は素手でアメリアを一撃で倒し、リナには太刀筋も見えないほどの剣技で、ガウリイを話の片手間に圧倒している。呪文を唱えていることから魔法も使えるようだが、結局使わなかったので、どの程度かは不明。自分のことを組織のナンバー2と称したり、「人間に正義も悪もあるものか。あるのは強いか弱いかだけ」と主張するなど、宗教団体の司教としての自覚はないようである。教団本部でゼロスによって首を飛ばされて即死。 デュクリス 声 - 松山タカシ クロツ配下の白虎の姿をした合成獣。迷子を演じたリナを家まで送ろうとするなど心優しい性格。元は仲間に捨て駒にされた傭兵で、死にかけていたところを合成獣化によってクロツに救われ、駒扱いされていることを承知でクロツに従う。戦斧を武器にし封魔装甲ザナッファーを装備して戦うが、ガウリイに光の剣で斬り倒される。 アニメ『REVOLUTION』では名前と外見を除いて設定が全く異なり、大昔に滅んだタフォーラシア国の生き残りの1人として登場。タフォラーシアで製造した兵器や武器を盗み、それらを駆使して、祖国に疫病が流行した際に援助を行わなかった国々に報復を目論む。 漫画版『EVOLUTION-R』では、アニメとも異なる数奇な運命を辿ることになる。 ヴェドゥル クロツ配下の黒渦蛇の姿をした合成獣。背中のコブにギルファの脳を移植して、ウェドゥルの剣とギルファの影での複合攻撃をおこなう。おしゃべりなギルファとはあまり仲が良くないようである。リナとゼルガディスのコンビネーションによって喉を刺し貫かれた。ギルファ クロツ配下の合成獣。獣人ヴェドゥルの背中に埋め込まれたこぶがその正体で、第二の脳であり、影使いである。ヴェドゥルが死んでヴェドゥルの体を動かして戦うが、合流したアメリアの「崩魔陣(フロウ・ブレイク)」で影を消されゼルガディスに剣で貫かれた。 グロヴヅ クロツの部下。封魔装甲ザナッファーを装備していた為、次第にザナッファーに喰われてしまい魔獣と化してしまった。封魔装甲ザナッファー 「異界黙示録(クレアバイブル)」の写本の記述をもとに作られる鎧。魔律装甲(ゼナファアーマー)の不完全版。装着すると精神世界面において精神が隔離され、呪文が使えなくなる代わりに黒魔術やアストラル系の精霊魔術などが全く通用しなくなる。また、強固な装甲は物理攻撃と地水火風の精霊魔術をはじき返し接触型の呪文以外を受け付けなくなる。この他、光を収束させて剣のように扱うこともできる。 写本の知識が不完全なため(メンフィス曰くいい加減な知識で造られた不良品)装着者の意識と体を食らい成長して、体のあちこちから触手を生やした鋼の狼のような魔獣となる(『超爆魔道伝』では姿が異なり、翼が生えた巨大な鳥のような姿)。口と触手の先から閃光の吐息(レーザー・ブレス)を出して相手を攻撃する他、食ったものの記憶を自らのものにでき、言葉を話すなどもできる。中位魔族が相手なら通用しないが、レッサー・デーモンなどの亜魔族に対してなら、絶対的と言ってもいいくらいの力を発揮する。約120年前、写本を管理していた一族の人間が試しに作り暴走、サイラーグを壊滅させ、光の剣の勇者に倒される。 クロツがその写本を入手し製作するが、1つは装着者を倒されどうなったかは不明、1つは暴走して、リナの不完全版「神滅斬(ラグナ・ブレード)」で突き刺され、内部で「火炎球(ファイアー・ボール)」を炸裂され倒された。
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