鬼妖界・シルターン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/14 08:05 UTC 版)
「サモンナイトシリーズ」の記事における「鬼妖界・シルターン」の解説
鬼や龍、妖怪たちが住む世界。その他に忍者、侍、神社、蕎麦、漢方など、文化・習俗について中世の日本や中国を思わせ、リィンバウム以外では唯一人間の住む世界でもある(融機人や亜人を除いて)。そのため、メイトルパの住人に次いでリィンバウムに帰化した者が多いのも特徴である。 「野は人の領分、山は妖怪の領分」として暗黙の了解がなされており、両者の対立は少ない。何かしら問題が起きた場合は、龍神や鬼神に仕える「道の者」と呼ばれる宮司(グウジ)や巫女(ミコ)が間に立って仲裁する。「鬼道」や「龍道」と呼ばれる陰陽術のような術体系が存在するが、詳細は不明。 大小様々な国家が絶えず争う戦乱の世であるといわれている。 かつて荒ぶる鬼神がリィンバウムへ侵攻したこともある一方、悪魔王によって侵略の危機に立たされたリィンバウムに龍神や鬼神が救援の手を差し伸べたこともある。 「道の者」以外にも、この世界特有の戦闘術を習得した前述のシノビ、サムライなどと呼ばれる者も存在する。 鬼人・龍人 鬼神・龍神の血を引くシルターンの固有人種。身体能力・霊的能力の両面で人間(シルターン出身者)よりも優れており、妖術と呼ばれる術を使うこともある。 サムライ シルターンの戦士階級に属する人間、およびそれに類する鬼人や龍人。刀を用いた精緻な剣術を操る剣士でその技術は総じて高い。 特に恐ろしいとされるのは「居合い」と呼ばれる剣技で、技量と気合によって対象を切断するのだが、熟達すると距離や硬度を問わずあらゆるものを断つと言われており、飛来する鋼の砲弾や巨大な城門を切断するサムライも存在する。 ニンジャ シルターンの間諜・暗殺に長けた者たちの総称。シノビとも呼ばれる。サムライとは違い相手の虚をつく戦闘法を駆使する恐るべき戦士である。 剣術もさることながら、数々の忍術と呼ばれる不思議な術を用いることでも知られ、自身と同等の戦闘力を持った分身を呼び出す術や身代わりを使って相手の攻撃を回避する空蝉の術、障害物や高低差を無視した瞬間移動を行うサルトビの術などが知られる。 非情な暗殺者でもあり医学薬学にも精通している。優秀な間諜としても知られ、普段は一般市民として完全に溶け込んでいることが多い。 己が認めた主君の命令は絶対であり、いかなる非道も辞さない。また、ニンジャの裏切りは死を以って償われる。しかし、中にはその技術を私利私欲のために悪用する「外道」に堕ちたニンジャも存在する。
※この「鬼妖界・シルターン」の解説は、「サモンナイトシリーズ」の解説の一部です。
「鬼妖界・シルターン」を含む「サモンナイトシリーズ」の記事については、「サモンナイトシリーズ」の概要を参照ください。
- 鬼妖界・シルターンのページへのリンク