高根フロンティアクラブ
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「高根 (村上市)」の記事における「高根フロンティアクラブ」の解説
高根フロンティアクラブは、1996年(平成8年)に集落活性化を図り有志が結成した団体。2003年(平成15年)10月には、「食堂IRORI」を2000年(平成12年)に廃校した旧高根小学校の校舎を利用して開設。1997年(平成9年)には、遊休地にひまわりを植えるイベント「ひまわりフェスティバル」を開催し、これが好評であったことから以降毎年開催することとなった。2007年(平成19年)10月25日には、過疎地域自立活性化優良事例として総務大臣賞を受賞。他にも、2015年(平成27年)から毎年墨田区商店街の協力のもと「高根物産展」を開催している。これは地内の天蓋山と墨田区に位置する東京スカイツリーの高さが同じ634メートルであることから、「634(ムサシ)サミット」に参加したことがきっかけ。2016年(平成28年)には、高根地区の40歳以下の若者が一般社団法人高根コミュニティラボわぁらを結成。当団体では棚田の耕作状況の調査を行うなどして、将来的な課題を特定し解決に努めている。また空き家を活用したゲストハウスやシェアハウス事業を手がけており、これにより集落の活性化を図っている。設立した同年には、高根フロンティアクラブと連携し、高根地区の空き家の現状調査を開始し翌年の2017年(平成29年)には1928年(昭和3年)に建てられた古民家を手作りでリノベーション。ゲストハウス「瑞泉閣」をオープンし短期滞在者に対し宿泊の場を提供している。当施設は宿泊機能のみでなく地区内外、老若男女問わない交流の場の拠点的機能も果たしている。2020年(令和2年)11月、農林水産省開催の第59回農林水産祭むらづくり部門で天皇杯を受賞。同月10日、金沢文化ホールにて表彰式が行われた。新潟県内の団体の受賞は2008年(平成20年)以来、2回目。これに伴い、翌2021年(令和3年)1月29日には、花角英世知事へ表敬訪問した。 当組織は高根地区の20 - 60代の有志43人で構成されており、役員が12名といった体制。また、行事事にプロジェクトチームを編成し、役員がチームリーダーを務める。事業によっては地区内外の組織と連携・合同で実施しており、地区外からはNPO、大学、企業などとも連携している。TOTO株式会社とはCSR活動としての森づくりへの協力、新潟大学にはフィールドワークの場を提供している。
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