駒場Iキャンパス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/23 18:08 UTC 版)
「東京大学駒場地区キャンパス」の記事における「駒場Iキャンパス」の解説
使用学部 教養学部(前期課程・後期課程)、理学部数学科 使用研究科 総合文化研究科、数理科学研究科 使用附属施設 教養学部附属教養教育高度化機構、総合文化研究科附属グローバル地域研究機構、保健センター(駒場支所) 交通アクセス 京王井の頭線駒場東大前駅東大口より徒歩0分 北緯35度39分36.4秒 東経139度41分4.8秒 / 北緯35.660111度 東経139.684667度 / 35.660111; 139.684667 駒場Iキャンパスには教養学部があり、全ての学部前期課程の学生はここで学ぶ。また、理学部数学科は以前は本郷キャンパスにあったが、数理科学研究科の発足に伴い駒場に移転した。 未成年者が多いため、キャンパスは特定の喫煙所を除き禁煙となっている(他キャンパスも2008年4月1日より禁煙となった)。講義室での大量ビラ撒き、生協前でのサークル勧誘活動、銀杏並木(駒場Iキャンパスのメインストリート)の立て看板、学期開始時の大教室講義の立ち見(座席数以上の学生が聴講を希望するため)など、東大の他キャンパスにはない独特の雰囲気をもつ。国際的なキャンパスを目指しており、留学生比率が東大のキャンパスの中で最も高い。 駒場Iキャンパスには正門を入って正面に時計台(教養学部1号館(旧制第一高等学校本館))があり、同キャンパスを代表する景観となっていたが、最近その背後に高層の教養学部18号館が建設されたため、本郷キャンパスの安田講堂と同様に景観が破壊されたという声もある。 駒場寮の跡地に建設された新しい施設「東京大学駒場コミュニケーション・プラザ」には、大学生協の他、多目的教室・和室・身体運動実習室・音楽実習室などの設備がある。この施設はPFI事業によって建設された。2006年4月に北館がオープンし、同年10月に南館・和館がオープンした。 またキャンパスの西側には旧物理倉庫と呼ばれる築80年以上を経過したサークル棟が存在し、東京大学運動会アメリカンフットボール部(「東京大学ウォリアーズ」)や美術サークルなど多くのサークルが利用していたが、2010年3月に取り壊された。 キャンパス南東部の数理科学研究科棟の近くには矢内原公園と呼ばれている小公園があるが、この付近にはかつて「矢内原門」という通用口があった。現在は「矢内原門跡」の石碑がある。 キャンパス東部にある池は、学生の間で本郷キャンパスの三四郎池に倣い、「一二郎(浪)池」などと呼ばれていた(最近になって構内の一部の案内板にも「一二郎池」と記載されるようになった)が、2008年12月に学内公募によって正式名称が「駒場池」、愛称が「一二郎池」と決定された。この池の周辺はこれまで立入禁止になっていたため、池の存在はあまり知られていなかったが、現在遊歩道を整備中である。また、この池には「入学前に一人で見ると浪人する」や「入学後に一人で見ると留年する」などといったジンクスがある。
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