電子メールの起源とは? わかりやすく解説

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電子メールの起源

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 02:54 UTC 版)

電子メール」の記事における「電子メールの起源」の解説

電子メールインターネット先行して開発された。既存電子メールシステムはインターネット作る当たって重要な道具となった最初電子メール1965年メインフレーム上のタイムシェアリングシステム複数利用者相互に通信する方法として使われ始めた1970年代初頭までに、アメリカ国防総省自動デジタル・ネットワーク(英語版) (AUTODIN) は1350台の端末間を繋ぎ、1件あたり平均3000文字メッセージ月間3000万取り扱えようになった。AUTODINは18台の計算機化され大きな切替装置運用支え、さらに約2500台の端末繋げアメリカ共通役務庁(英語版)のアドバンスト・レコード・システムとも接続された。正確なところは不明だがその類の機能を持つ最初システムとして、SDCランド研究所からのスピンオフSAGEソフトウェア開発行った会社)のQ32システムがある。マサチューセッツ工科大学1961年CTSS導入し複数利用者離れた端末から電話回線使って中央システムログインし、ディスクファイル保存し共有できる体制整えた電子メール間もなく利用者異なコンピュータ間で情報やり取りするための「ネットワーク電子メール」に拡張された。1966年には異なコンピュータ間で電子メール転送していた(SAGEでの詳細は明らかではないが、もっと早い時期実現していたかもしれない)。 1962年事務管理端末システム (IBM)(英語版)1440/1460 1968年事務管理端末システム (IBM) ATS/360 1972年UNIXメール英語版1972年:ラリー・ブリード(英語版)によるAPLメールボックス 1974年PLATO IV Notes - オンラインのインターネットコミュニティシステムにおいて、「個人的な注意」を通知するための電子メール広く使われた。 1978年ニュージャージー医科歯科大学英語版)の電子メール 1981年IBM OfficeVisionのPROFS 1982年ディジタル・イクイップメント・コーポレーションのALL-IN-1 ARPANET電子メール発展多大な影響与えた。その誕生直後1969年システム電子メール転送実験行ったという報告がある。BBN社のレイ・トムリンソン1971年ARPANET上の電子メールシステムを開発し初めて@を使って利用者名と機器とを指定できるようにした。ARPANET上で電子メール利用者急激に増大し1975年には1000人以上が利用するようになっていた。 その他にも、1978年までにUNIXメールネットワーク化されUUCPとなり、1981年にはIBMメインフレーム電子メールBITNET接続された。

※この「電子メールの起源」の解説は、「電子メール」の解説の一部です。
「電子メールの起源」を含む「電子メール」の記事については、「電子メール」の概要を参照ください。

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