防空巡洋艦への改装
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「ダナイー級軽巡洋艦」の記事における「防空巡洋艦への改装」の解説
ダナイー級のうち「デリー」のみは1942年にニューヨーク海軍工廠で防空巡洋艦へと近代化改装が行われた際にアメリカ海軍式の武装の搭載と艤装がされたために艦形が一新された。 武装配置は艦首甲板上に12.7cm高角砲は単装砲架で背負式で2基を配置した。艦橋構造は塔型に近い近代的な物となり、高角測距儀は艦橋の頂上部に設置され前部マストは簡素な高い物に換えられた。1番煙突の側面に「ヴィッカース 4cm(39口径)ポンポン砲」を連装砲架で片舷1基ずつ計2基を配置していた。2番煙突の背後に3番12.7cm主砲を後ろ向きに1基配置した。 後部構造物上の後部マストは前部と同じく三脚型となり、その背後に後部射撃指揮所が立ち、4番・5番主砲が後ろ向きに背負い式で2基が配置された。他に「エリコン 2cm(76口径)機関砲」が単装砲架で8基が搭載された。これらを指揮する271型レーダー、 281型レーダー、282型レーダー2基、285型レーダー2基が設置された。次いで1942年にボフォース4cm機関砲が単装砲架4基が追加された。1943年にエリコン 2cm機関砲2基を撤去して代わりに同連装機銃2基が搭載された。更に1944年にエリコン 2cm機関砲が連装砲架で2基追加された。
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防空巡洋艦への改装
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 17:07 UTC 版)
「シアリーズ級軽巡洋艦」の記事における「防空巡洋艦への改装」の解説
前述通りに「カーリュー」、「コヴェントリ」と「キュラソー」は全ての武装が撤去され防空巡洋艦へと改装されたが、「カーリュー」、「コヴェントリ」は改装時期が早く、「コヴェントリー」はポーツマス造船所、「カーリュー」はチャタム造船所にて1935年から1936年にかけて防空巡洋艦へと改装された。全ての武装が撤去され、替りに「Mk V 10.2cm(45口径)高角砲」を甲板上に10基を搭載する設計となった。 武装配置は艦首甲板上に1番10.2cm主砲が単装砲架で1基、その背後の上部構造物に「ヴィッカース 4cmポンポン砲」を四連装砲架で1基配置した。艦橋構造は改正され2段の見張り所が設けられ、頂上部に露天の測距儀を置き、前部マストの頂上部に箱型対空指揮所に高角測距儀を1基を配置した。2本煙突を囲むように中央部甲板上に2番~7番10.2cm主砲が片舷3基ずつ配置された。後部指揮所は拡大されて測距儀と高角測距儀が直列に1基ずつ配置された。その背後に8番10.2cm主砲が1基と4cm単装ポンポン砲が直列に1基ずつ2基が配置され、甲板一段分下がった後部甲板上に9番・10番10.2cm主砲が直列に1基ずつ配置されて計10基となったが1940年に船体中央部の10.2cm主砲2基が撤去され8基に減少した。1939年に2隻とも12.7mm連装機銃4丁を搭載した。1942年に「エリコン 2cm(76口径)機関砲」が「カーディフ」に単装砲架で6基追加され、次いで「コヴェントリー」にも単装砲架5基が追加された。 改装時期が遅くなった「キュラソー」は1939年から1940年にかけてチャタム造船所で改装が行われた。姉妹艦の改装実績を踏まえたために艦首甲板上の10.2cm高角砲は連装砲架1基となり艦首方向に指向出来る火力は2倍となった。2番15.2cm速射砲のあった箇所に「ヴィッカース 4cmポンポン砲」を四連装砲架で1基を配置していた。艦橋構造と三脚檣は塔型に近い近代的な物となり、対空見張り所はより洗練された。2本煙突の側面に4cm単装ポンポン砲が片舷1基ずつ2基配置された。2番煙突の背後に2番10.2cm連装高角砲が1基、後部構造物上の後部マストは前部と同じく三脚型となった。その背後に後部射撃指揮所が立ち、3番・4番10.2cm連装高角砲が背負い式で2基が配置された。1940年12月に17.8cm対空ロケット弾が20連装砲架で1基が搭載されたが、1941年9月に撤去されて替りに4cm単装ポンポン砲2基が追加され、282型レーダーと285型レーダーが設置された。
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