開発・進捗
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本編シリーズとしては2005年発売の前作『バイオハザード4』(以降、『4』)より、約4年ぶり。 プロデューサーが『4』の小林裕幸から竹内潤が引き継ぎ、稲船敬二が監修した。この他に『バイオハザード』や『バイオハザード2』に関わった安保康弘(ディレクター)や内海秀明(サウンドデザイナー)等も本作に参加している。また、製作にはアメリカ・ハリウッドのスタッフも携っており、音楽収録は20世紀フォックスのスタジオで行い、武器の効果音は、サンディエゴで本物の銃器を使って収録された。また、竹内プロデューサーは『5』をバイオシリーズの起承転結の転にあたる物語だと発言している。 本作における時系列は、前作『4』から5年後の2009年3月に設定されている。舞台はアフリカのとある国のキジュジュ地区で、生物兵器の密売を行っているリカルド・アーヴィングを逮捕すべくキジュジュにやってきたクリス・レッドフィールドと、世界規模のバイオテロを計画しているアルバート・ウェスカーとの、シリーズを通しての長い因縁の決着が描かれている。 『0』から、『4』までは、表記が『biohazard』と小文字表記だったが、本作から再び『BIOHAZARD』と大文字表記に戻されている。実写映画版の監督を務めているポール・W・S・アンダーソンは、映画『バイオハザードIV アフターライフ』の製作に当たって本作に強い影響を受けたと発言している。 Xbox 360版のテレビCMには、温水洋一と栗山千明が出演。一方、PlayStation 3版のCMはゲームシーン中心の構成となっていた。 2009年3月期の北米市場ではXbox 360版が93.8万本を売り上げ、2008年6月の『メタルギアソリッド4』以来、任天堂以外の日本メーカーが首位を獲得した(PS3版は58.5万本で4位)。2021年6月30日の時点では全世界で790万本を出荷している。 Windows版は当初よりNVIDIA社の3D映像システム3D Visionを前提に開発されており、初のネイティブ対応ゲームソフトとなる。3D映像でプレイするには対応のビデオボードと3Dメガネ、120Hz表示の液晶ディスプレイが必要。また、Windows版のみの追加要素も存在する(後述)。2015年4月1日にはSteamにて配信開始(価格は1,990円(税込)。すでにWindows版を購入したユーザーは無償で入手可能)。同時に後述の『バイオハザード5 オルタナティブ エディション』及びダウンロードコンテンツ「アントールド ストーリーズ バンドル」も配信された。ただし、すでにサポートが終了したWindows XPが対応OSから外された他、3D Visionも非対応となった。 2016年のバイオハザードシリーズ20周年記念企画の『4』〜『6』を現行機に移植するプロジェクトの一環として、本作も6月1日にPlayStation 4およびXbox Oneでダウンロード販売を開始。PS3版及びXbox360版の720P画質から1080PのフルHD画質へと高解像度化と高フレームレート化が行われ、タイトルは『バイオハザード5』だが後述の『オルタナティブ エディション』の追加要素のほとんどが収録されており、「ザ・マーセナリーズ」は無印版の「ザ・マーセナリーズ」と『オルタナティブ エディション』で追加の「ザ・マーセナリーズ・リユニオン」を1つのモードに統合して再構成した「ザ・マーセナリーズ・ユナイテッド」が収録されている。同年12月1日にはパッケージ版の販売も開始された。
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