金平茂紀とは? わかりやすく解説

金平茂紀

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/16 08:04 UTC 版)

かねひら しげのり

金平 茂紀
2017年
生誕 (1953-12-18) 1953年12月18日(71歳)
日本北海道旭川市
出身校 東京大学文学部
職業 ジャーナリスト
活動期間 1977年 - 現在
雇用者 TBS
テレビ番組 報道特集
受賞 ボーン・上田記念国際記者賞
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金平 茂紀(かねひら しげのり、1953年12月18日 - )は、日本ジャーナリストTBS報道局記者ニュースキャスターディレクター[1]早稲田大学大学院政治学研究科客員教授2010年9月から2016年3月まで、TBSテレビ執行役員[2]

来歴

北海道旭川市出身。北海道旭川東高等学校から東京都立西高等学校に転入(都立西高の同期には、日本語学者の金田一秀穂毎日新聞特別編集委員の倉重篤郎、宗教学者の島田裕巳らがいる)。1972年東京大学文学部社会学科に入学。1977年に卒業し、TBSに入社。同期にはアナウンサーの神津栄子木場弘子吉川美代子らがいる。報道局に配属。

  • 報道局社会部記者として、警視庁記者クラブ、司法記者クラブ(ロッキード事件での田中角栄の1審裁判などを担当)、文部省記者クラブに勤務。
  • 1986年より報道番組ディレクタープロデューサーになり、1989年から1990年の番組終了まで『JNNニュースコープ』副編集長を務めた。1990年より報道局外信部に異動。東京での勤務を経て、1991年より海外特派員として『JNNモスクワ支局』に赴任。1992年からはJNNモスクワ支局長としてソ連の崩壊などを取材。1991年のクーデター事件後にミハイル・ゴルバチョフボリス・エリツィンに対して、単独インタビューを海外メディアの中で初めて行った。3年間在籍。
  • 帰国後の1994年に『筑紫哲也 NEWS23』の編集長に就任。在任中はビル・クリントン朱鎔基とのタウンホール・ミーティング番組の放映や、TBSオウム事件阪神・淡路大震災アメリカ同時多発テロ事件などの報道を経験し、多くの関連番組や特集企画を担当。筑紫哲也の右腕として、『筑紫哲也 NEWS23』をTBSの看板番組に発展させた。8年間在籍。
  • 2002年よりJNNワシントン支局長に就任。アメリカ情勢やアフガニスタン紛争2003年に開戦したイラク戦争では 現地取材を経験し、最新の戦況を伝えた。3年間在籍。2005年5月15日より編成制作本部報道局長に就任。翌2006年6月22日より取締役2007年3月-6月4日は編集主幹兼務。通算3年間勤務。
  • 2008年6月19日より2回目の渡米となり、TBSアメリカ総局長・TBSインターナショナル副社長に就任。在任中はコロンビア大学東アジア研究所の客員研究員として2年間在籍し、数多くの研究論文を発表した。また、2008年12月から帰国まで、高野孟が主宰するwebサイト『THE JOURNAL』にてコラム「金平茂紀の『NY発・チェンジング・アメリカ』」を連載。現在も『報道特集』への出演と並行して、『THE JOURNAL』など複数のwebサイトで発信を行っている。
  • 2010年9月に帰国し、TBSテレビ執行役員[3]報道局付に就任。同年10月2日より 1994年から16年間キャスターを務めたフリーアナウンサー田丸美寿々の後任で、TBS報道局外信部の日下部正樹と共に『報道特集』のメインキャスターに就任。2016年3月に執行役員を退任[2]したが、そのまま記者として籍を残し「報道特集」への出演は継続(後述のように現在は特任キャスターとしての出演)[4]
  • 2022年9月24日の放送回で『報道特集』メインキャスタ―を退き、TBS「調査報道」ユニットのキャップを務めていた村瀬健介記者に引き継いだ。同日のオンエアの最後に降板の挨拶を行い、前任の筑紫哲也が最後まで使用し、自身が引き取ったクリップボードに触れ「何のために自分は報道という仕事を続いているいるのかを考えるとき、僕はこのボロボロになったボードを眺めていました」と述べた。同年10月1日放送回より、金平は様々なテーマに沿った長期取材に軸足を移し、特任キャスターとして随時出演した[5]
  • 2023年10月、重信房子も出席した市民団体「反戦・反貧困・反差別共同行動in京都実行委員会」が主催した集会にて、『安倍晋三回顧録』を「ハイエナビジネス」と発言した上で、本屋でそれを立ち読みして買わずにスマートフォンで写真に撮る「デジタル万引き」を告白しSNSで炎上したが、のちに「集会ではユーモアのつもりで話し、実際にはそういう行為は行っていない」と語った[6]

人物

著書

単著

共著

脚注

  1. ^ 金平茂紀|論座 - 朝日新聞社の言論サイト”. 2019年9月8日閲覧。
  2. ^ a b TBSホールディングス 東証への開示のお知らせ(2016年03月10日)
  3. ^ “人事、TBSテレビ”. 日本経済新聞. (2010年9月1日). https://www.nikkei.com/article/DGXNMSJD20401_R00C10A9000000/ 2014年5月31日閲覧。 
  4. ^ 報道特集 | TBSテレビ
  5. ^ TBS「報道特集」リニューアル 村瀬健介記者が新キャスター就任、金平茂紀氏は特任キャスター”. Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社 (2022年9月2日). 2022年9月3日閲覧。
  6. ^ TBS金平茂紀キャスター、「安倍晋三回顧録」をデジタル万引き? ネット物議も本人否定「ユーモアのつもりだった」 J-CASTニュース

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