連邦政府役職者の選挙
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/29 22:48 UTC 版)
「バーモント州」の記事における「連邦政府役職者の選挙」の解説
大統領選挙の結果年共和党民主党2012年 30.97% 92,698 66.57% 199,239 2008年 30.45% 98,974 67.46% 219,262 2004年 38.80% 121,180 58.94% 184,067 2000年 40.70% 119,775 50.63% 149,022 1996年 31.09% 80,352 53.35% 137,894 1992年 30.42% 88,122 46.11% 133,592 1988年 51.10% 124,331 47.58% 115,775 1984年 57.92% 135,865 40.81% 95,730 1980年 44.37% 94,628 38.41% 81,952 1976年 54.34% 102,085 43.14% 81,004 1972年 62.66% 117,149 36.47% 68,174 1968年 52.75% 85,142 43.53% 70,255 1964年 33.69% 54,942 66.30% 108,127 1960年 58.65% 98,131 41.35% 69,186 1956年 72.16% 110,390 27.81% 42,549 1952年 71.45% 109,717 28.23% 43,355 1948年 61.54% 75,926 36.92% 45,557 バーモント州は昔から、国政選挙で共和党の牙城と考えられていた。1856年から1988年、民主党候補が大統領選挙で勝利したのは、1964年に民主党のリンドン・B・ジョンソンが共和党のバリー・ゴールドウォーターに大勝した1度きりだった。フランクリン・ルーズベルト大統領は4度の選挙で大勝したが、バーモント州とメイン州のみはルーズベルトを一度も支持しなかった。19世紀後半から20世紀初期、共和党大統領候補はバーモント州で70%以上の支持を得て制することが多かった。 1980年代と1990年代、州内の人口に多くの出入りがあった。入って来た者はニューヨーク州やニューイングランドの都会部から、よりリベラルな影響力を持った者達だった。バーモント州の共和党は昔から中道よりであり、全国の共和党は右傾化するに連れて、新参者と組み合わさって民主党に友好的となった。その1つの証拠として1990年、民主社会主義者を自称するバーニー・サンダースが無所属候補として、バーモント州選出アメリカ合衆国下院議員の席(州全体で定数1)を得た。サンダースは2007年に州選出アメリカ合衆国上院議員になり、上院では支持政党を持たない2議員の1人になっている。しかし、下院と上院でのその政歴を通じて、民主党に肩入れしており、委員会委員数の割り当てや政党指導者の選出では民主党員に数えられている。 1988年アメリカ合衆国大統領選挙で僅差で共和党のジョージ・H・W・ブッシュを支持した後、1992年では民主党のビル・クリントンを16ポイント差で支持し、民主党に1964年以来の勝利をもたらした。その後は全ての大統領選挙で民主党候補を支持している。 近年は民主党が最良の結果をあげる州になってきた。2004年アメリカ合衆国大統領選挙では、民主党のジョン・ケリーが全米で4番目に高い支持を獲得し、共和党のジョージ・W・ブッシュに20ポイントの差を付けた。ケリーは隣のマサチューセッツ州出身であり、バーモント州を制した初の北部出身民主党候補となった。州北東部にあるエセックス郡のみがブッシュを支持した。ブッシュが大統領職にある間、バーモント州だけがその訪問を受けなかった州となった。ブッシュはバーモント州の支持が無くても当選できた。2008年アメリカ合衆国大統領選挙では、民主党バラク・オバマに37ポイントという3番目に高い支持率差を与えた。2012年も同様であり、36ポイント差だった。 バーモント州選出のアメリカ合衆国上院議員は、上院で最長期間を務める民主党のパトリック・リーイと、無所属のバーニー・サンダースである。下院議員は1人のみであり、2007年にサンダースの後を継いだ民主党のピーター・ウェルチである。
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