軽快電車の導入
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/05 14:21 UTC 版)
1980年(昭和55年)に久方ぶりの新車になる3500形を導入。軽快電車のはしりになった。当初は開発委員会が所有していたが、1981年(昭和56年)に広電が購入した。1982年(昭和57年)より、廃車になった車両の中古モーターを利用したセミ軽快電車700形(2代)。1983年(昭和58年)より800形(2代)、1984年(昭和59年)より3700形、1987年(昭和62年)より3800形、1990年(平成2年)より3900形、1997年(平成9年)より3950形が導入された。3800形は当時としては珍しいVVVFインバーター制御を採用している。 宮島線の車両は、1050形を永久連結化・台車の換装・大型方向幕の装着など更新を行い、1982年(昭和57年)に1090形に改番。1984年(昭和59年)には、宮島線専用車で唯一の冷房化改造も行われた。しかし直通形の増加により廃車が進み、1980年(昭和55年)に1040形が全車廃車、1985年(昭和60年)に1030形が全車廃車、1987年(昭和62年)に1070形が全車廃車、1989年(平成元年)に1060形と1080形が全車廃車、1991年(平成3年)に1090形が全車廃車になり、いわゆる「高床車」と呼ばれる宮島線専用車が全廃された。 また、1971年(昭和46年)に全車廃車になった二軸単車の復活も行われ、1984年(昭和59年)には地域イベント『Sun Sunひろしま』にあわせて、開業時の電車を復元した100形が登場。1987年(昭和62年)には被爆電車として150形が車籍を復活させた。 軽快電車の導入で、老朽化の進んでいた570形や750形の多くに廃車が発生。冷房改造されていなかった900形にも廃車が出た。1990年代後半までに一部保存されている単車を除いて冷房化を完了した。 1994年(平成6年)には、ラッシュ時に70形を導入。直通列車を除き市内線では初の連接車導入になった。その後、連接車の運行範囲は拡大されていった。
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