軽戦車/対戦車型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 14:18 UTC 版)
75mm砲装備型 AMX-US(AMX-13チャーフィー) 1956年、老朽化したアメリカ製M24軽戦車の再生案として企画された。当初はM24の車体にAMX-13の砲塔を載せる案もあったが、問題があり中止された。逆にM24の砲塔を車高の低いAMX-13用車体に搭載する案が採用され、砲塔バスケットが床に当たらないように砲塔と車体の間に八角形のアダプターをかませている。試験の結果は好評で150輌が作られ、アルジェリア戦争に投入された後、主砲を撤去しアクリル製透明窓をつけた操縦訓練用戦車になり、その後は射撃訓練の標的やスクラップにされ消えていった。 AMX-13/75 Modèle 51 高初速75mmライフル砲を装備したEBR装甲車のFL-11砲塔を搭載し、片側に2個ずつの上部転輪を装備したタイプ。Leichter Panzer 51 スイス軍仕様。 AMX-13/75 Modèle 51改良型 砲塔と主砲は初期型と同一であるが、上部転輪を片側4個に倍増させたうえで搭載能力を修正。AMX-13 T75 (Char Lance SS-11) SS.11対戦車ミサイルランチャー4基を装備した派生型。 AMX-13 T75 avec TCA SS.11ミサイルの誘導装置を装備した派生型。 AMX-13S 75mm砲搭載標準型のAMX-13をシンガポール向けのSM-1仕様にアップグレード。 AMX-13 SM1 (Singapore-Modernised-1) シンガポール向けの改良型75mm砲搭載型に、新型のレーザー測距儀、赤外線暗視装置、サスペンション、エンジン、トランスミッション、無線機を搭載している。 AMX-13V CLI社のベネズエラ軍向けアップグレード型。 90mm砲装備型 AMX-13/90 Modèle 52 F3 90mm低圧砲(浅いライフリングのある砲腔で、有翼弾を使用する)を装備したFL-10砲塔を搭載している。 AMX-13/90 LRF レーザー測距儀を搭載した型。 105mm砲装備型 AMX-13/105 Modèle 58 105mmライフル砲を装備したFL-12砲塔を搭載した派生型。アルゼンチンとオランダで運用された。 AMX-13/105 上記の105mm砲搭載型に、主砲を覆うサーマルスリーブと改良型の前部装甲を搭載した輸出用の改良型。 AMX-13 Model 1987 最終生産型 AMX-13/FL-12 [Modernised] by the Netherlands オランダ製の改良型で、FN MAG汎用機関銃とサーチライトを装備。 AMX-13/FL-15 オランダ軍のAMX-13/105 Modèle 58の砲塔を、FL-12からFL-15に換装した型。
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