赤銅黒十字
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 08:36 UTC 版)
パオロ・ブランデッリ(Paolo Blandelli) 魔術結社《赤銅黒十字》の総帥で、エリカの叔父にして保護者。先代の《紅き悪魔》で、25歳の時にアリスと共にアレクサンドルに立ち向かった功績で任命されて以来、3巻から3ヶ月前に総帥に就任するまで10年に渡ってその座を守ってきた。間もなく40歳になるが、青年のように若々しく、体は鋼のように鍛えられている。自身の年齢についてはこだわりがあり、若いことをよく強調する。最近は健康に気を遣い、抜け毛を気にしているらしい。 イタリア最強の騎士サルバトーレ・ドニと並んで、「イタリア最高の騎士」と称されている聖騎士。アリスの計略などにより、アレクとは共闘したり対立したりと様々な因縁を持つ関係であり、それに付随して『聖なる殲滅の特権』を発動したまま一昼夜を過ごし、古城を崩壊させたり、アリスを守って神獣と対峙したとされるなど様々な伝説を打ち立てた人物。護堂やエリカも敬服する器の持ち主だが、アリスに対して何度かハメられてひどい目にあわされた過去があるため姫に対する騎士としての敬意を忘れた発言をすることがある。14巻にて本編に初登場し、通廊を通ってきたデイノニクスの神獣を聖ラファエロとともに迎え撃った。エリカとの関係もあって、護堂とは親密な対応を見せる。 エリカ・ブランデッリ 当代の筆頭騎士《紅き悪魔》。詳細は「#エリカ」を参照 ジェンナーロ・ガンツ(Genaro Gantz) 護堂と仲の良い《赤銅黒十字》の大騎士。レッジョ・カラブリア県出身のイタリア人。妻子持ちの23歳だが、海賊じみた強面のため外見年齢は30代。豪快な性格のいっぽう、日本の幼女向けアニメ『おシャ魔女SORAMI』に傾倒し、「本当の魔法というのは小さな勇気とやさしさであることをこのアニメから教わった」「魔術師もSORAMIのような精神を目指すべき」と熱弁し、護堂にも何が何でも見るよう勧めている。かつて『紅き悪魔』の座を争ったエリカとは仲が悪く、可愛い愛娘に悪影響が及ぶと言ってエリカが自宅に来るのを嫌い、護堂を招くとエリカが勝手についてくるため自宅への招待をためらっている。 クラレンス 《赤銅黒十字》の大騎士で、31歳のスキンヘッドのオランダ出身の黒人。 実力・功績の点からして《赤銅黒十字》の実質的な筆頭騎士であるが、イタリア人でないために《紅き悪魔》に就任することはない。エリカにとって戦略・戦術・政治の師でもある。 アリアンナ・ハヤマ・アリアルディ(Ariannna Hayama Agliardi) 声 - 三澤紗千香 エリカの直属の部下兼メイドの女性。19歳。通称アンナ。父方の祖父が日本人という家系。 一応《赤銅黒十字》に所属しているが剣と魔術の才能が全くないため、エリカの身の回りの世話をしている。真面目な働き者でよく気が利くが、エリカに言わせると「3日に一度は大失敗をする」らしい。日本で国際免許を取得しているが、運転技術は大変危なっかしく、なぜか事故は起こさないが、高速道路を走らせれば「背筋も凍るスペクタクル」の気分を体感できる。また料理の腕はエリカも一流と認めるが、何故か煮込み料理だけは最悪。カレンの親友。 最終決戦後はエリカの側を離れてイタリアへ帰国。並行世界にいる護堂から、ミラノのブランデッリ邸にある《通廊》を介して届けられる手紙の確認を任されている。
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赤銅黒十字
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テンプル騎士団の秘術を継承する魔術結社の中でも最強とされる組織の一つ。現総帥はパオロ・ブランデッリ。表向きは財団の形をとっており、いくつもの事業を営む優良企業でもある。組織を象徴する色は、紅と黒。イタリア国外の魔術師にも広く門戸を開いているが、総帥と筆頭騎士「紅き悪魔」の地位にはイタリア人しか就任できないという決まりがある。
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