設計と建築とは? わかりやすく解説

設計と建築

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 15:57 UTC 版)

中国中央電視台本部ビル」の記事における「設計と建築」の解説

OMA代表のレム・コールハースと、OMA所属するドイツ出身若手建築家オーレ・シェーレン(Ole Scheeren)が本部ビルおよび電視文化センタービル設計したが、特にオーレ・シェーレンがコンセプトデザイン作成400規模設計チーム指揮をとった。構造デザインにはセシル・バルモンドをはじめアラップ社(Arup)が協力している。 本部ビルデザイン特異で、6つの辺が環状連なるように組み合わされており、中央には巨大な開口部がある。特異な形状耐震性確保の必要から、建物の構造計算は非常に難関多かったが、構造設計分野実績のあるアラップ社が外壁支柱配置などの解を出している。北京市民からは、本部ビルは「大ズボン」(大褲衩)とあだ名されている。レム・コールハース著書Content』の中で、「中国中央電視台CCTV新社屋本部女性四つん這い女性器突き出している格好電視文化センタービル男性器と、『男女性器』をモチーフにしていた」と打ち明け中国人怒り買った中国建築工程公司(CSCEC)が本部ビル(総部大)を中心とするA工区を、北京城集団有限責任公司電視文化センター(北配)を中心とするB工区受け持った起工式2004年9月22日行われ地上横たわる二つの辺と、そこから斜めに立ち上がる二つの辺の建設から始まった工事24時間3交代制行われ鉄骨工事や外装には5,000人が、内装には10,000人以上が従事した上空地面水平に伸びる二つの辺は、2007年12月26日接続され環状構造完成した気温による鋼材伸び縮みかかわらず二つの塔上空一つしっかりと接続するため、二つの塔構成する鋼材が同じ温度にまで冷えて収縮する一年で一番寒い季節の夜間接続工事が行われた。本部ビル外装は、北京オリンピック行われた2008年8月まで完成し中国中央電視台開局50周年である2008年10月には業務可能な状態になったが、この時点でもまだ内装工事続いていた。本部ビル2008年12月竣工した中国中央電視台本部ビル周辺は「メディアパーク」として整備されホテルスタジオなど入居する付属高層ビル中央電視台電視文化センター)、一般市民参加する催しもの野外撮影などが行われる公開緑地周囲設けられる。このメディアパークは、北京東部新都心中心に伸びる緑地軸の延長上にある。この新都心北京商務中心区北京CBD)には300上の超高層ビル立ち並ぶ予定だが、中国中央電視台本部ビルはその皮切りとなる。

※この「設計と建築」の解説は、「中国中央電視台本部ビル」の解説の一部です。
「設計と建築」を含む「中国中央電視台本部ビル」の記事については、「中国中央電視台本部ビル」の概要を参照ください。

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