西園寺守
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 07:44 UTC 版)
「古畑任三郎の登場人物」の記事における「西園寺守」の解説
読み - さいおんじ まもる 演 - 石井正則 第3シーズンから登場(初登場は第26回)した刑事で、古畑の部下。部長に昇進した芳賀の命令で古畑の部下に赴任した。 古畑も一目置く有能な人物で、犯行現場の状況分析・被害者の身元特定・容疑者(候補)の経歴調査など事件解決に必要なデータ収集を一手に引き受け、古畑をサポートする。推理には自信があるが、勇み足なところがある(第35回)。小柄な人間にしか出来ない事を、容疑者も出来ると誤認して古畑から注意を受けた事がある(第26回)。 性格 基本的には作品中では数少ない「普通」の感覚を持ち合わせた人物だが、大浴場でも海水パンツ着用で入浴をしたり、今泉と卓球やテニスをした際には「失礼します」と言ってからスマッシュを打つなど、少しずれた面もある。 普段は礼儀正しいが、黒岩博士に身長のことを言われて大声で怒鳴ったことがあり、自分の身長に関してはコンプレックスを持っている(第27回)ようだが、古畑が監修した刑事ドラマ「鬼警部ブルガリ三四郎」の登場人物である鶴田刑事のモデルが今泉だと分かると「小柄で優秀な部下というのはキャラクターとしては最高なのに」と、いつもとは逆に背が低いことを自らアピールし、自分をモデルにした登場人物がいないことに不満を洩らした(第42回)。 家族 寺の息子であり、第33回で読経(般若心経)を披露した。姉が3人いる。背の低さからしばしば「小男(こおとこ)」と呼ばれるが、家族の中では一番身長が高いとのこと。 趣味嗜好 尊敬する人物はナポレオン。若い頃はバックパッカーとして世界を放浪していたこともあるという。愛車は「最も危険なゲーム」時点ではシルバーのトヨタ・マークIIグランデ2000、「今、甦る死」時点では日産マーチ14S(こちらもシルバー)に乗り換えている、第30回においてはコンタクトレンズの煮沸器をよく忘れると言っているためコンタクトレンズ使用者。 その他 古畑に対する自分のポジションは自覚している(第42回)。今泉からは「チビ」「チビ太」「チビッ子」「小男」「小さいの」と呼ばれることがある。あたりめ(「鯣」の忌み詞)は好物(第27回)。一方で厳しい一面もあり、先述の通り寺の息子として生まれ、仏教に関する知識もあるものの本人は祟りや心霊現象などは信じていないため、「この事件は祟りが原因だ」と主張する今泉に対して「今泉! 世の中に祟りなんかないんだ!」と呼び捨てにして怒鳴りつけた(第40回)。
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