虫幽士(ぢゅうゆうし)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/10 04:30 UTC 版)
「隻眼獣ミツヨシ」の記事における「虫幽士(ぢゅうゆうし)」の解説
三年前に江土城に火を放った集団で、体内に虫を飼い、その虫の意のままに動く妖怪。虫には序列があり、より強大な虫には絶対に逆らえないと言う。かつての戦乱の時期は真田幸斑が最も大きな虫を飼っており、主導者だった。現在は望月と霧隠が率いている。 モデルは真田十勇士。※の後はモデル名。 筧獣象(かけいじゅうぞう)※筧十蔵 江土城大火の際に若君を殺害した実行犯の一人。紙芝居屋に擬態して江土に侵入しているところを豹牙に見破られ、恐竜型の正体を顕現した。密厳の隻眼の威力に敗れた。得意技は火炎球を放射する「忍法爆丸」。 由利咬顎助(ゆりかまのすけ)※由利鎌之助 金魚売の女に擬態していた。密厳に出会い、自分から魚型の正体を顕現する。密厳の秘剣焼鍼に敗れた。得意技は可燃性の高い自身の幼魚で攻撃する「忍法篝船」。 望月肋牢(もちづきろくろう)※望月六郎 殺助、海野らと江土城へ忍び込み、祠千代を誘拐する。人間の女の姿をしており、外部との政治交渉や虫幽士のまとめ役を担っている。得意技は繊維質を自在に操る「忍法葬帷子」。 霧隠苛臓(きりがくれさいぞう)※霧隠才蔵 剣士の精神を錯乱させる「忍法霞衣」で江土城の防衛を崩した。霧の化身で実体を持たず、夜寒郎に憑依した形で登場する。胸冬の「秘剣心道」により倒される。 三好尉扠(みよしいさ)※三好伊三入道 肋牢に攫われた祀千代を助けようとした胸冬に立ちはだかった。細身の男の姿をしており、表情はプロテクター様のものに覆われているため伺えない。極めて高度な剣法で胸冬らを苦しめる。逃走途中に密厳に会い、胸冬に受けたダメージが元で敗れた。得意技は江土城大火の際に僚矩と相打ちに果てたと言う、動作速度を神速の領域に高める「忍法伊賦夜坂」。なお僚矩との一戦で死んだはずだが、今回の乱のために黄泉がえったという。 三好錆塊(みよしせいかい)※三好清海入道 尉扠と共に現れ、唯常の前に立ちはだかった。筋肉質の男の姿をしているが、表情は尉扠と同様に伺えない。鴪亀を一撃で撃破するなど、戦斧の様な武具で圧倒的な戦闘力を誇る。身体能力をさらに向上させる「忍法五百引」で音速を越える速度で剣を振り、それにより発生する衝撃波で攻撃する。唯常に敗れた後、殺助に体内の虫を奪われ死亡。 海野六螻(うんのろくろう)※海野六郎 江土城侵入の際、足止めのために密厳の前に現れる。人型ではあるが外観が昆虫のような姿をしている。密厳にいいようにあしらわれてしまうが、逃走する。なお言葉は発しない。 根津神鉢(ねづじんぱち)※根津甚八 虫を飼う一族にして祠千代の実の母。すでに死亡しており作中には登場しない。 穴山蠱介(あなやまこすけ)※穴山小介 祀千代救出に駆けつけた胸冬と豹牙に襲い掛かる。甲殻類のような姿をしている。防御力に非常に優れており、胸冬の秘剣焼鍼、豹牙の忍法爆竹を受けるが死ななかったようである。なお言葉は発しない。 猿飛殺助(さるとびさすけ)※猿飛佐助 虫幽士最凶の剣士。攫ってきた祠千代を嬲り者にしようとするなど子供じみた性格をしており、バナナが大好物。人間の女の姿をしており、口調は何故か大阪弁である。相手のダメージで自身の硬度を練成する「忍法仙丹」で不死身と化しており、眼光を一点に集中して攻撃する「忍法火眼金晴」とそれを広範囲化する「忍法八卦炉」で密厳を苦しめた。なお髪を解くと密厳とよく似た姿になる。
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