航空管制施設などとは? わかりやすく解説

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航空管制施設など

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 01:10 UTC 版)

大阪国際空港」の記事における「航空管制施設など」の解説

2001年3月1日に、航空局庁舎とともに供用開始した管制塔が、滑走路32Lの端を見渡せるようターミナル南側設置されている。航空交通管制は、大阪国際空港周辺飛行場管制業務航空管制官等の配置のない地方空港へ飛行場援助業務大阪航空局大阪空港事務所が、着陸前および離陸後の進入・ターミナルレーダー管制業務大阪航空局関西空港事務所それぞれ担当している。また 飛行場管制 大阪国際空港地上大阪管制圏(大阪国際空港から半径5マイル、高度3,000フィート以下の空域)の航空機は、大阪航空局大阪空港事務所管轄である。 地上における交通原則として以下の区域分けられているが、A滑走路 (14L/32R)とA誘導路近距離隣接しているため、両者は密接に連携している。 地上管制(GND): エプロンからA誘導路A滑走路手前)までの交通 飛行場管制(TWR): A滑走路より先の2本の滑走路交通A滑走路進入横断TWR管轄である。 1日370回の発着枠にせまる1日363回の離着陸取り扱い2005年)、旅客機以外にも報道関係警察当局などによるヘリコプター利用も盛んである。2007年には、2本の滑走路誤認するトラブル滑走路を誤横断するトラブルなど立て続け起こり航空交通管制システム改善求められた。同年10月10日には、同月5日発生した着陸受けて国土交通省からの対策のためのタスクフォース専任チーム)が大阪国際空港入った。これを受けて作成され国土交通省報告では、上記交通量多さ加え、同空港特殊な構造管制官1人当たりの仕事量多さ指摘された。前者は、A滑走路短く大型機に使用しないため、2本の滑走路を「離陸専用着陸専用」と分離して使用できないことまた、B滑走路使用する際は航空機は必ずA滑走路横断しなければならないことである。後者は、東京国際空港関西国際空港などでは複数滑走路に対して複数管制官割り当てられているが、当空港では2本の滑走路1人管制官担当しなければならないことである。A滑走路B滑走路運用は複雑で、両滑走路離陸機・着陸機A滑走路横断機を1人管制官管理するのは負担大きいとされた。その後管制業務にあたる人員増員着陸滑走路に関する管制方式改善管制指示復唱確認徹底飛行場管制席地上管制席連携強化などの対策講じられた。 ターミナルレーダー管制 ターミナルレーダー管制は、関西国際空港神戸空港高松空港などに離着陸する航空機との安全間隔を設けるため、関西ターミナル管制所による広域一元管制行なっている。 大阪対空センター(旧大阪飛行援助センター大阪空港事務所には航空管制官航空管制運航情報官配置がない但馬空港隠岐空港石見空港鳥取空港への飛行場援助業務航空管制運航情報官運航援助情報業務を行う大阪飛行援助センター(FSC)が設置されていたが、2021年10月1日大阪対空センター移行した同日付で廃止され中部飛行援助センターより、能登空港福井空港への飛行場援助業務受託したほか、旧大阪FSC航空管制運航情報官運航援助情報業務関西国際空港事務所設置された「関西運航拠点(FAIB)」に移管した。

※この「航空管制施設など」の解説は、「大阪国際空港」の解説の一部です。
「航空管制施設など」を含む「大阪国際空港」の記事については、「大阪国際空港」の概要を参照ください。

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