はっちゃく‐わく【発着枠】
発着枠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 16:32 UTC 版)
本節では、大阪国際空港を発着する航空機の種別と運用方法(発着枠)について記述する。 かつて、騒音公害が周辺地域を悩ませていたが、ジェット機の技術革新や住宅の防音工事対策により、騒音の程度は大幅に改善され、2009年時点での航空機の騒音に関する環境基準は、概ね達成されている。空港近傍の屋外での環境基準には一部に改善の余地(基準未達地点)がまだ残るものの、特に防音対策が施された屋内での騒音の改善が顕著である。空港周辺の騒音調査は毎年行われており、2015年に行なった騒音調査では、17地点のうち9地点で環境基準を達成した。騒音は長期的には減少傾向にあったが、2007年以降はほぼ横ばいとなっている。 歴史的経緯や上記の事情などをふまえて、大阪国際空港の定期便の航空機の離着陸回数(発着枠)は1日370回までに設定されており、内訳はジェット枠が200回、低騒音機枠が170回である(2015年夏ダイヤ以降)。また、夏期や年末年始などの繁忙期には別枠が設定されており、臨時に増便される。新千歳空港便、那覇空港便などを中心に増便される他、旭川空港便と釧路空港便が臨時増便のみで乗り入れている。 以下に各枠の概要と、2016年現在定期便で乗り入れている航空機の一覧を各枠ごとに示す。各枠の現状を示すため、機材名の後ろに、運航する航空会社とおおよその座席数を併せて示した。また、長い離着陸滑走距離が必要で、離着陸にB滑走路(14R/32L)を使用する航空機は太字で示した。航空機毎の使用滑走路は航空路誌(AIP)で公示されており、騒音の影響を受ける地域が一部に偏らないよう、後述の低騒音機枠導入後に見直しが行われた。
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