低騒音機枠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 01:10 UTC 版)
低騒音ジェット機および、プロペラ機の運航が可能な枠で、1日170枠である。航空機が低騒音ジェット機に該当するかどうかについての判断は、空港運営事業者である関西エアポートが行う。2013年夏ダイヤから設定された。後述のプロペラ機枠を段階的に転換する事で設定されたため、大阪国際空港での代表的なプロペラ機であるDHC-8と騒音が同程度以下の、比較的小型で新型のジェット機が低騒音ジェット機とされており、以下の一覧の機材が該当する。プロペラ機枠の低騒音機枠への転換によって、ジェット機の運用拡大が実現し、機材の大型化にともなう大阪国際空港の利用者増へとつながるなどの成果を上げている。 エアバスA320 - ANA - 166席 - 離陸のみB滑走路を使用する。 ボーイング737-800 - JAL・ANA・AKX - 165 - 167席 - B737シリーズは、第3世代(-800と下記-700など)以降の機材が低騒音ジェット機に指定されている。 ボーイング737-700 - ANA・AKX - 120席 エンブラエル E170 - ジェイエア (JLJ) - 76席 - E170は下記CRJ機とともにリージョナルジェットに分類される騒音の小さい機材であったが、下記のCRJ枠には指定されていなかった。低騒音機枠の新設時に、低騒音機と認められた。 エンブラエル E190 - JLJ - 95席 ボンバルディア CRJ700 - アイベックスエアラインズ (IBX) - 70席 - CRJシリーズはその低騒音性のため、下記のプロペラ機枠においても、例外措置のCRJ枠に設定されていた。離陸のみB滑走路を使用する。 デ・ハビランド・カナダ DHC-8-Q400 - AKX - 74席 - Q400は静音性に優れるだけでなく、プロペラ機としては比較的高速飛行ができるうえに座席数も多い。騒音問題を抱え、ジェット機を飛ばしづらいプロペラ機枠の規制を有した大阪国際空港には、多く就航することになった機体である。また、後述の事故・インシデントを多く起こすことになった機体でもある。 ATR 42-600 - 日本エアコミューター (JAC)・天草エアライン(AHX) - 48席
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