聖魔教団
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 23:05 UTC 版)
かつてガイが人間に対する不干渉を決めていた頃、M.M.(マジック.マスター.)ルーンこと魔術師のルーカ・ルーンは、師でもあり友であるフリークを死から救うため、生命と機械との融合させる技術「バイオメタル」を開発した。当初この技術は永遠の生命を生み出すことが目的だったが、これを応用して闘将と呼ばれる改造人間を生み出す。ルーンを頂点に24人の魔法使いが指導する魔教団を作ると、闘将の力を使い、人類世界の統一を果たした。魔教団は聖魔教団と改名し、魔王からの完全独立を企図する。聖魔教団は魔人に対抗するため、闘将以上の力を持った闘神という巨大兵器を生み出した。絶大な破壊力を持つことに加え、浮遊要塞(都市)である闘神都市を動かすことができたため、魔人側の興味を引いてしまう。戦力が整っていない聖魔教団が魔軍からの強襲を受けた結果、人類史上最悪と語り付かれる魔人戦争へと発展する。30年以上に渡り聖魔教団は善戦したが、闘神の力を持ってしても魔人の無敵結界を突き破ることは出来ず、魔人たちを一人も仕留められずに終わる。 また、聖魔教団側は魔法が使えない人類を蛮人と呼んでいたこともあり、これらの人類は最終的に聖魔教団を裏切り魔王側と同盟を組んだ。このことによりルーンは発狂し、人類殲滅を命令する。親友フリークは狂ったルーンを倒すことを決意し、黒髪のカラーハンティ、魔法が効かない闘将ミスリーと協力してルーンを倒す。フリークによって闘神・闘将は封印され、聖魔教団は壊滅した。 聖魔教団は卓越した魔法加工技術により、戦闘には闘神・闘将を、農業には魔農民を作り出したほか、通常は上げることが不可能な技能レベルを上げる手段も持っていた。これらの技術は聖魔教団の壊滅とともに失われたが、魔法使いの国ゼスはその遺物を使って、他国にはない文明を営んでいる。また、量産タイプである聖骸闘将はモンスターとして世界に残っている。 闘神都市は各地に落下し、地下に埋まって遺跡となったものもある。『IV』において、ランスたちはいまだに浮いていた闘神都市を訪れている。 闘神都市Γ(ガンマ) ゼス国の首都を護る「王者の塔」の地下にある。現在はレッドアイが寄生している。 闘神都市Ι(イオタ) ゼス国の首都を護る「日曜の塔」の地下にある。 闘神都市Κ(カッパ) ゼス国の首都を護る「跳躍の塔」の地下にある。 闘神都市Ο(オミクロン) ゼス国の首都を護る「弾倉の塔」の地下にある。 闘神都市Δ(デルタ) ゼス国を護る「マジノライン」の地下にある。 これらはいずれもマナバッテリーの動力源として使用されている。 闘神都市Υ(ユプシロン) 完成間近で戦争終結を迎えそのまま放置され、謎の浮遊都市「イラーピュ」として空に浮かんでいたが、LP2年に自由都市地帯に墜落。その場所が「闘神都市」になる。 闘神都市Ω(オメガ) ヘルマン国シベリアの北の雪原に埋もれている。未完成の闘神都市。フリークの闘神の本体がここに眠っている。
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