聖&洋の友人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/10/20 15:09 UTC 版)
「天を見つめて地の底で」の記事における「聖&洋の友人」の解説
早乙女まりこ(さおとめ - ) 身長:163cm、体重:45kg、生年月日:19××年2月11日、血液型:O型、好きな色:淡いピンク。 聖(セント)マリア女学院の高等部2年だったが、最終的に幼・小・中・高・大とエスカレーター式の同校の大学部に進級した。聖は違うが洋とは同い年である。聖と洋に「僕達の永遠の少女」と呼ばれる存在。 出会った当初、聖に守られていることを知らない洋に憤慨するが、実際は知らないフリをしているだけだと自身こそが何も知らなかった。聖に恋しながらも悪魔の角に恐怖を抱き怯んでしまったが、2人の友人として接するようになり最大の理解者となる。第16巻の「秋の終わりのめぐり逢い」で聖の日本名の名付け親である本條元男爵の絵画展で聖の肖像画を目撃し、会場の係をしていた伊藤と出会う。シュリンに騙され聖が天界に帰還したと思い込んだ洋の手紙に動揺し、彼の親友であることを打ち明けた伊藤に励まされ、2人で聖&洋を捜してペンションに辿り着いた。 伊藤正美(いとう まさみ) 身長:174cm、体重:65kg、生年月日:19××年8月21日、血液型:AB型。 洋の幼馴染。顔にソバカスがある。聖に捨てられボロボロになった洋と再会した時は独占欲に塗れた憤激を聖に抱き、聖が堕天使であることも悪魔の存在も信じていなかったが、最終的に人間をまるで理解できない聖を非難しつつ洋を送り出した。 高校卒業後、宗教学者・入江高一郎の助手となる。洋のために自身を救う代償として自らグレダに捕らわれた聖と共に洋が死を選択した時、2人を一緒に逝かせるために殺す役目を引き受けたこともある。まりことは聖&洋の真に理解する者同士である。洋と共にいるためなら、彼と離れて天界に連れ戻されるくらいなら、そうされないために憎んでも余りあるサタンとさえ手を組む聖の暗く激しい情念を察し、シュリンに騙されながらも次第に心を開いた洋を迎えにゆき、日本アルプスのとある山頂の聖を強制送還しようとする天界が設えた天の扉に洋を連れてゆく。 川原徹男(かわはら てつお) 愛称は「テツ」。初登場は私立湘栄高等学校2年の野球部員としてコミックス第6巻収録の「桜咲く前に」である。洋や伊藤と小学校時代の同級生。中学の頃に両親が事故死し親戚に引き取られるが、遺産目当てだった彼らにそれを奪われて追い出され、高校の寮「杉沢寮」に入った。洋を騙した聖により彼を自身に託されるが、宮崎にも指摘されたように洋の心を無視しており、彼の心を尊重して駅で列車を待つ聖の許に送り出した。終盤、大学に進学しM大野球部員として合宿に参加していたが、聖が天に帰ったと思い込んだ洋と再会する。また聖にも会うことで洋の置かれた状況を知り、洋と聖の秘密を共有する元「杉沢寮」の寮長だった宮崎と共に榊原(シュリン)の企みに気づく。やがて洋から手紙を受け取ったまりこと共に2人を探していた伊藤も合流し、天界により強制送還されかける聖を、魔物に襲われるよりはマシだとペンションの一室に監禁した。人間には耐えられない天界の光に意識を失っている間に聖&洋は去ったため、聖は天界に連れ戻されたのだと決めつけ真衣に八つ当たりして伊藤に呆れられる。 榊原真衣(さかきばら まい) シュリンが洋を騙すのに利用した少女。それでもシュリンを兄「榊原和也(さかきばら かずや)」として憎みながらも慕い、聖に恋して行動を共にするが、天界の身勝手な強制送還の準備で全ての力を奪われた聖を魔物に襲われるくらいならと自身の行為を正当化し、聖を監禁してしまう。後日談「めぐり来る日々の奇跡」で生きていたシュリンに再会し、聖の生存を悟る。 神名月しのぶ(かんなづき - ) まりこの親友。当初、聖をまりこの恋人で洋はただの友人だと思い込み、洋に恋していた。しかし、聖が堕天使であり、2人が愛し合う恋人であることを知り失恋した。以降、報われないし不幸になるとまりこを非難し、関わるなと石礫をぶつける日々である。
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