第一線引退後とは? わかりやすく解説

第一線引退後

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/21 14:12 UTC 版)

君原健二」の記事における「第一線引退後」の解説

君原は翌1973年競技第一線退いた引退まで出場した35回のレースすべてに完走引退後も年に数回フルマラソンへの出場続けていた。優勝者50年後に招待される2016年4月18日ボストンマラソンにも75歳出場4時5314秒のゴールタイムで無事完走果たした生涯通算74度目のフルマラソン出場にして、74度目の完走だった(途中棄権一度も無い)。レース後に「走ることは続けますフルマラソン挑戦したい気持ちになれば。大きな区切りになったことは間違いないです」とコメントしたコーチ高橋とは指導方法めぐってしばしば対立したその内容著書マラソン青春』で知ることができる。同書の中の「2時間1938秒の意識」は、筆者加筆した上で、かつて中学校国語教科書(「新編 中学国語 3」教育出版 平成2年)に掲載されていた。また、首を傾けて走る独特のフォームでも知られた。これについては「苦しくなったときのあがきの走り」であると述べている。練習レースの際、苦しときには「まず次の電柱まで走ろう」と念じながら走ったという。このエピソード引退後出演した公共広告機構(現:ACジャパン)のテレビCM(『すててはいけない君の人生』)でも紹介された。レースについてはイーブンペースで走りきることを理想とし、駆け引きは好まなかったという。 引退後1991年まで新日本製鐵勤務。翌1992年からは八幡西区にある九州女子短期大学教鞭をとりながら地域貢献活動おこなった九州女子短大2001年退職したあとは講演活動市民マラソンへのゲスト出場をしている。1997年から2009年まで北九州市教育委員2009年4月より2012年まで北九州市立大学特任教授非常勤)を務めた日本マラソン界の将来について君原は「わたしたち時代努力カバーできていた。ケニア選手たち走りを見ると、努力及ばない素質問題になる」と悲観的な見方示している。 今でも毎年円谷幸吉墓参欠かさず東京オリンピックへのトレーニング中の思い出まつわるビール墓石にかけることが習慣となっている。2021年行われた東京オリンピック聖火リレーでは、円谷故郷である須賀川市走った

※この「第一線引退後」の解説は、「君原健二」の解説の一部です。
「第一線引退後」を含む「君原健二」の記事については、「君原健二」の概要を参照ください。

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