はま‐ゆみ【破魔弓/浜弓】
破魔矢(はまや)・破魔弓(はまゆみ)について
元々は武家の風習で、戦場に赴く前に武運長久を祈願して神社に甲冑・刀・槍・弓矢などを奉納した際、参拝した神社から守護神のご加護の証として模擬の弓矢をいただき、これを戦場での御守護として奉ったことが発祥の由来と言われています。
江戸時代の後期には一般庶民の間にも広がり、男児の成長を祈願して神社に参拝した際に、破魔矢と破魔弓をセットしたものを授かったとされています。明治以降は、魔を射り破るという意味合いから魔除けの弓矢と言われ、現在では主に初詣に神社へ参拝した際に、「開運厄除・家運隆昌」を祈願して破魔矢を持ち帰り、神棚に立て祀ります。神棚のない家は、玄関の扉の内側上部に取り付けて「厄い封じ」として用いるのも良いとされています。
通常は購入後1年を経過すると効力を失うとされて買い替えるのが一般的ですが、古いものは次年正月の初詣の機会にでも神社に持参して焼却してもらいます。
破魔弓
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/01/03 02:53 UTC 版)
白髪の翁の作り出した「式神」が使う武器で、人間には扱うことができない。破魔矢を打ちだすことで、牛鬼を倒すことができるとされる。肘から指先くらいの長さの短弓だが、式神が手にとることで、ひとひろぐらいの長さまで伸びる。黄色っぽい色をしていて渦巻きのような紋様があり、紙のように軽くて弾力のある神木でできている。
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