真目家・八陣家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/21 22:48 UTC 版)
古来より情報戦を制することでその力を発揮してきた。曰く――真実を知りたければ、真目家の門を叩け、と評される。現当主不坐の方針により峰島には関わらないとの方針を持っている。八陣家は古来より真目家の人間の護衛をしてきた。 八陣家は現在、六道家が取り潰しになり、『二』と『五』もなくなっている(フリーダム内でのマモンと由宇との会話より)。 怜(れい) 真目麻耶の守り目、闘真の後任。男装の麗人な格好をしている。八陣家の出身。7巻で八代一が怜と関わりを持っていることを言っている。苦無(クナイ)を使って戦う。苦無(クナイ)による技は音波によって敵の感覚を狂わす「雷鳴動」とかまいたちによって多人数の敵を殲滅する門外不出の「神鳴殺」がある。また、他にも一瞬にして距離を詰める「縮地」などのかなり高い戦闘技術を持ち合わせている。それらの技術は麻耶を守るために必死になって習得したと自身が語っている。 人を殺すことに躊躇はなく、また、真目の人間でありながら甘いことを言うということが闘真を嫌っている要因の一つではないかと風間に指摘されている。 闘真にわずかに劣等感を持っているような描写があるが、彼の実力は認めている。 真目不坐(まなめ ふざ) 真目家現当主。闘真、麻耶の実父。三男であったが当主の座に着く。大雑把な性格だが、その行動は的確。禍神の血に固執しており、鳴神尊と共に血を完成させる為闘真をもうけたとされる。それと同時に峰島勇次郎の行方を追い、6巻のエピローグにて再会を果たしているが、その後は不明。 クレール 真目蛟の娘。遺伝の性質から女性には禍神の血は発現しないはずだが、天国の門によって不坐に脳をいじられたためその能力が発現し、副作用として重度の相貌失認(どうやら闘真の短刀を認識させない能力と同類の能力の暴走である可能性がある)さらにほぼ無感情となってしまう(そのためか、味覚にはかなりの執着心があり、甘いものに目がない)。鳴神尊の長刀版を操る。亜麻色の長い髪を持つ。6巻のエピローグにて真目不坐とともに峰島勇次郎と会い、殺そうとするが世界の外側を覘いてショック状態に陥る。その後は不明。外伝によると、その名前は母親の名前を貰ったもの 真目勝司(まなめ かつし) 真目家長男。整った顔立ちをしている青年。真目家の男子であるが禍神の血が薄く、鳴神尊を抜いても変わらない。現在は半ば真目家から離反している。闘真のことを独自に調べていたことがあり、何らかの事実を知っている様子である。また、闘真の母親である美沙子を「叔母」と言っている。守り目は、六道才火。 六道才火(りくどう さいか) 勝司の守り目。没落しているが八陣家の一つであった六道家の家系の人間。見かけは小さい子供だが、守り目としての実力は確かなようである。また、六道家の天才と言われている。六道家が取り潰しになる原因である禍神の血が入っている可能性があるためか、鳴神尊は遠ざけられている。六道舞風とは従姉弟の関係。 六道舞風(りくどう まいかぜ) 七つの大罪のマモンを参照。 六道扇(りくどう おうぎ) 八陣家の中でも異能の家系である六道家がまだ没落する前、そのときの真目家の当主から力を恐れられたほどの人物。 真目北斗(まなめ ほくと) 真目家次男。かなりのものぐさで、依頼された仕事は適確にこなすらしいが詳細は不明。これまでにセリフのみでしか登場していない。 真目蛟(まなめ みずち) 鳴神尊の前継承者。真目不坐の弟でクレールの父。二年前、不坐に峰島勇次郎の暗殺を依頼され試みるが失敗、殺害される。その後勇次郎の研究対象とされる。後、マジシャンとして真目家に復讐を行おうとする。だが彼の復讐計画は失敗に終わり、変異体に自らの体を食わせることで融合、記憶を保ち続ける。クレールと再会するも、不坐の指示を受けたクレール自身の手によって殺害される。
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