異界王とその関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 23:57 UTC 版)
「バトルスピリッツ 少年激覇ダン」の記事における「異界王とその関係者」の解説
異界王(いかいおう) 声 - 小山力也、坂東尚樹(老人時) 所有Xレア:龍星皇メテオヴルム 、幻羅星龍ガイ・アスラ 異界を支配している人間。マギサからデッキを奪ったことで魔法を使うことができる。自らを異界に知恵と秩序と文明を齎した全能の存在と称し、光主達の行動を先読みし先手を打つなど策謀にも優れている。異界を変えたことに不満を抱く異界人がいる一方、無敗を誇るバトスピの腕によって築かれた磐石な権力基盤により、多くの異界人が彼の配下となっている。 六つの属性の全てを使いこなせるが、本気でバトルする時には切り札「幻羅星龍ガイ・アスラ」を扱うことに特化したデッキを使用する。 その正体は大航海時代の人間。スペイン出身で1451年生まれ。地球では死んだことになっており、墓も立っている。航海の果てに辿り着いたグラン・ロロに可能性を見出し、故国の王に「異界を植民地に」と進言するが、痴れ者扱いされた上に自らが記した異界見聞録も焚書に遭う。人間の見識の狭さに対する失望を抱きながら一人グラン・ロロへ帰還。世界の成り立ち・構造を学んだ彼は、やがて原始的な生活を送っていたグラン・ロロに文明をもたらし、「異界王」と呼ばれるようになった。そして、最終的には地球とグラン・ロロを融合させて、地球をグラン・ロロの植民地にしようと企む。 ダンとのバトルでは、彼のデッキを真似てミラーマッチを挑み、バトルの主導権を終始握ったまま完勝する。その際、当初は車椅子に座るほど老いた体が、スピリットの攻撃をライフで受ける度に若返り、バトルが終了する頃には見違えるほど若返った。 そして、自らの目的のためにマザーコアにエネルギーを送るために光主達に戦いをけしかけ、光主達がグランドコアを破壊しようとすることを逆手に取り、彼らがホライゾンラダーでの戦いを制した時、パンテーラ達を使って世界を融合させる。 その後、世界を支配するためにコアの力を用いたコアシステムの技術を提供することで、各国の代表を説得し、従わせようとする。そして、白の世界で華実を襲撃し、激しい戦いの末、彼女からマザーコアのシンボルを奪い、マザーコアの力を手に入れる。さらに、その戦いを世間に公表し、華実を悪役に仕立て上げることで自分の力と「異界王は正義の味方」というイメージを人々に印象付け、世論を味方につける。 最後は氷河期を起こすことで、増えすぎた人類を淘汰し、「貧困と混乱」「飽食と平和」、そんな矛盾なき新世界の創造を目論むが、それをよしとしないダンとエベレストで決戦。敗れた異界王はダンに対し、「グラン・ロロと地球を変えた事実は残り、これからの時代は自らが作った歴史である」と言い残し消滅した。 漫画版では、目的は地球をバトルフィールドに変え六属性の束縛からスピリット達を解放し自由を謳歌させ、人類の歴史に終止符を打つことである。かつて異界に訪れたときにマギサと共に旅をしていたことがあった。 初期案では、少年にまで若返る案もあった。
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