現在のサイト運営
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 16:01 UTC 版)
「Farfetch」の記事における「現在のサイト運営」の解説
Farfetchは現在、ファッション関連商品を、400以上に及ぶブティックから170以上の国に販売・配送している。2014年9月時点で、サイト上の『年間商品売上げは1億6700万ポンド以上』。事業は拡大し続け、2013年には、2000を超える世界的に著名なファッションブランドの商品を取り扱うに至り、サイト訪問者は週に430万人にのぼる。Farfetchの顧客の平均消費額は、1オーダーにつき680ドルと2013年3月のニューヨーク・タイムズ紙は伝えている。 同サイトでは、ファッションブランドを、ハイエンドの高級ブランドを集めた「luxe(ラグジュアリー)」と、実験的なデザインを特徴とする新進気鋭ファッションレーベルを集めた「labo(ラボラトリー)」の2つに分けている。2014年9月までは、「contemporary(コンテンポラリー)」というカジュアルウェアを扱うカテゴリーが存在していたが、サイト上のナビゲーションをより簡易なものにするため、「labo」カテゴリーへと吸収させた。 Farfetchの収益のほとんどは、ValentinoやSaint Laurent、Givenchy、Comme des Garconsといった高級ブランドの売上げによるものだが、知名度がそれほど高くない新進気鋭のファッションレーベルも、事業上重要な位置を占めているという。最高マーケティング責任のステファニー・ホートンは、Farfetchの業界での立ち位置をその幅広い品揃えから『やや革新的』と説明している。彼女いわく、この品揃えのおかげで、『世界の多様な顧客』にアピールできているという。 Farfetchは、こういった気鋭の新興レーベルを、英国ファッション評議会が主催するブランド展示会「ロンドン・ショールームス(London Showrooms)」を後援することで、英国デザイナーを積極的に支援・宣伝している。また、ブラジルを拠点とするブティックから15のブランドを選び、「Destination Brazil」と題し、『グローバルな消費者』にその魅力を伝える販促プロジェクトも実施している。Farfetchは、『新鮮なコレクションを新たな地域で展開する新しいブティック』を発掘することで、中小のブティックや新興レーベルをサポートし続けている。 2014年10月時点で、Farfetchは英国、アメリカ、ポルトガル、ブラジル、そして新オフィスである東京のオフィスに502人の従業員を確保。2013年のCondé Nastの投資に続き、Farfetchは、アメリカ、ドイツ、東欧、スカンジナビア、日本での市場シェア率を高め、知名度を上げるための事業拡大プログラムを開始させた。この一環として、2014年8月にロシア、韓国市場に向けたローカル言語サイトが誕生、10月に中国語版、日本語版も続いた。ヨーロッパ市場、アメリカ・ブラジル市場向けにはすでに英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語のローカルサイトが存在しており、現在合計9ヵ国語の言語にてサイトが運営されている。
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