玉堤循環線(愛称・「タマリバーバス」)
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「東急バス瀬田営業所」の記事における「玉堤循環線(愛称・「タマリバーバス」)」の解説
等01:等々力(玉川支所前)→等々力不動尊→玉堤→尾山台駅→等々力(玉川支所前) 世田谷区玉堤と最寄の東急大井町線の駅を結ぶコミュニティバス。世田谷区のコミュニティバスとしては第1号となる路線である。 玉堤地区は多摩川河畔に位置し、最寄駅の東急大井町線等々力駅、尾山台駅から徒歩15分余りの距離がある上、途中に国分寺崖線の急坂が存在する。以前は地区南端の多摩堤通りに遊園地線(玉11系統)が走るだけであり、それも地域住民の移動ニーズに沿ったものではなく、公共交通改善が望まれていた。 1990年代後半になって世田谷区がコミュニティバスとして東急に運行を要請。1998年(平成10年)10月18日運行開始。運賃は一般路線同様の設定とされた。東急バスが運行し、世田谷区が補助を行う。 運行は等々力を基点とした一方通行の環状運転。等々力を通した乗車も可能である。起点停留所名は「等々力(玉川支所前)」で、世田谷区役所玉川総合支所等々力出張所前に専用停留所(3番のりば)を持ち、渋82・等11・等12の「等々力」停留所(用賀中町通り上)とは異なる。当系統のみ駅南側の「等々力商店街」停留所にも停車する。 狭隘な道路環境に合わせ、車両は全長7mクラスの小型車両が就役する。運行開始時は三菱ふそう・エアロミディMJワンステップ車(車椅子用スロープ板付き)の専用車が導入されたが、2011年に車椅子リフト付きの日野・リエッセに置き換えられた。車体前面には「タマリバーバス」の愛称が表示され、車体側面やバス停には可愛らしいイラストがシンボルとして描かれている。 行先表示は「等々力 玉堤」と、その間に東急トランセ代官山循環線同様、循環路線であることを示す丸い矢印のマークが表示されるが、代官山循環線とは異なり系統番号「等01」も表示される。初代車両のエアロミディMJでは青色の専用方向幕が使用されていたが、リエッセに代替後は通常色のLED表示となっている。また入庫便が存在し、その場合は等々力発の等々力行きとなり、行先表示は系統番号なしの「等々力」の表示のみとなる。 地域南北間の交通利便性向上を目的とする路線であるが、東京都市大学世田谷キャンパス構内へは当系統を利用すると一番近い。最寄りバス停は「東京都市大前」または「東京都市大東入口」。一方通行の環状運転のため、東京都市大前→東京都市大東入口の順に停車する。 初代専用車(S1792) 専用のバスポール(等々力商店街)
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