玉堂美術館とは? わかりやすく解説

玉堂美術館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/01 08:27 UTC 版)

玉堂美術館
施設情報
専門分野 川合玉堂(日本画家)
館長 小澤萬里子
管理運営 財団法人玉堂会
開館 1961年5月
所在地 198-0174
東京都青梅市御岳1丁目75
位置 北緯35度48分00.3秒 東経139度11分02.6秒 / 北緯35.800083度 東経139.184056度 / 35.800083; 139.184056座標: 北緯35度48分00.3秒 東経139度11分02.6秒 / 北緯35.800083度 東経139.184056度 / 35.800083; 139.184056
外部リンク http://www.gyokudo.jp/
プロジェクト:GLAM
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玉堂美術館(ぎょくどうびじゅつかん、英語: Gyokudo Art Museum) は、東京都青梅市御岳1丁目75にある美術館。日本画家の川合玉堂の個人美術館である。運営は一般財団法人玉堂会[1]。館長は小澤順一郎[1]。約300点を所蔵している[1]

歴史

川合玉堂は1873年(明治6年)に愛知県葉栗郡外割田村(現一宮市木曽川町)に生まれ、東京美術学校日本画科教授や帝室技芸員などを務めた[2]。1940年(昭和15年)には文化勲章を受章している[2]太平洋戦争中野の1944年(昭和19年)には写生地だった東京都西多摩郡三田村御岳(現・青梅市)に疎開し、1957年(昭和32年)に死去するまで奥多摩の御岳渓谷で暮らした[2]

没後には玉堂の個人美術館を建設しようとする声が上がり、香淳皇后を含む多数の団体・地元有志・玉堂愛好家などから寄付が集まった。15歳頃の写生作品から晩年の作品まで、所蔵作品の大半は寄贈によるものである。1961年(昭和36年)4月に建物が竣工し、没後4年を経た同年5月に玉堂美術館が開館した[1]

施設

1,500m2の敷地に、鋼金コンクリート造の陳節室と木造の画室、中島健作庭の日本庭園(枯山水)などを有する[1]。建物の設計は五島美術館(1960年)なども手掛けている吉田五十八[1]。吉田は数寄屋建築の第一人者であり、玉堂とも親しかった。建物は飛騨の民家や寺院の回廊などがモチーフとなっている。

アメリカの日本庭園専門誌「SUKIYA LIVING MAGAGINE」は、2016年の日本庭園ランキングで玉堂美術館の庭園を第10位に選出した[3]

周辺

JR青梅線御嶽駅から徒歩3分[1]。玉堂美術館の眼前には多摩川が流れ、多摩川の左右には遊歩道が通っている。近隣には櫛かんざし美術館(2023年から休館)、たましん御岳美術館(2019年閉館)、吉川英治記念館などの文化施設も存在する。

脚注

参考文献

  • 『没後50年 川合玉堂展 時を越えよみがえる日本の自然』朝日新聞社、2007年

外部リンク


玉堂美術館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 06:05 UTC 版)

川合玉堂」の記事における「玉堂美術館」の解説

詳細は「玉堂美術館」を参照 玉堂は、1944年昭和19年)から死去する1957年昭和32年)までを東京都西多摩郡三田村御岳(現・青梅市御岳)で過ごした玉堂死後画家がこの地で愛した御岳渓谷美術館設置しようという声があがった香淳皇后支援のもと、諸団体地元有志ならびに全国玉堂ファンから多大な寄付を受け、死後4年経た1961年昭和36年5月に玉堂美術館が開館した

※この「玉堂美術館」の解説は、「川合玉堂」の解説の一部です。
「玉堂美術館」を含む「川合玉堂」の記事については、「川合玉堂」の概要を参照ください。

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