犯罪組織タナトス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 02:16 UTC 版)
「BLACK CATの登場人物」の記事における「犯罪組織タナトス」の解説
デイル=パーカー / ハンク=バトラー 『タナトス』のボス。30歳。容姿は、赤茶色の短髪に鋭い目と尖った顎を持つ青年。額の中央から右の眉まで刻まれた傷跡が特徴。頭脳明晰な野心家で「世界征服」という途方もない野望を抱いている。 およそ1年前に組織を立ち上げた後、ドラッグの密売によって勢力を広め、政治家や官僚に鼻薬を効かせて警察に圧力を掛けさせている。このため警察には賞金5000万イェンが懸けられた。タナトスを立ち上げる前の過去は不明で逮捕歴もない。 本名は「ハンク=バトラー」。少年時代は両親のネグレクトによって施設で育ち、弟分のアムザや仲間たちと知り合う。彼らと共に施設を抜け出した後は各犯罪組織を渡り歩いていた。しかし用心深い性格のため誰も信用せず、組織が摘発される前に逃げていたこともあって逮捕歴はなかった。やがて『星の使徒』へと流れ着き、組織の運営に携わる事務を担当する幹部となる(エキドナやドクターほどの地位はない)。クリードには気に入られており参謀的な存在でもあった。しかし、「トレインよりもクロノスを先に倒すべきだ」と進言したことでクリードの怒りを買い、額を斬られてしまう(クリードからすればトレインを軽んじる発言だったため)。以後はクリードに対する憎悪を燃やし、『星の使徒』が壊滅状態になると「神氣湯」を持ち出してアムザたちと共に脱退。タナトスを立ち上げ、クリードができなかった世界征服を果たすことで復讐しようとする。 終盤ではキョウコの血液を奪って完全なる「真・神氣湯」を生み出しアムザを最強の存在にしようとしたが、トレインによってアムザは敗北。狂乱したマルハシにアムザを射殺され逆上するが、トレインから「今までの報いだ」と突き付けられたことで完全に戦意喪失。逮捕された。 アムザ デイルの腹心。容姿は、長い黒髪で顔の半分が隠れ、吊り上がった両目と尖った鼻梁を持つ青年。 デイルとは少年時代からの付き合いで、共に施設で育った仲。以後も行動を共にし、デイルのためなら捨て駒になることも厭わない忠誠心を見せる。一方で能力の実験のためにチンピラたちを何十人と虐殺しており、次第に闘争心を強めて行き、心まで化け物になりつつある。 現在は「真・神氣湯」の効果で<道>としての能力を獲得している。能力は「エクステンション」。頭髪を大蛇のように操って対象を貫くことができる。また爪を伸ばしての攻撃も可能。 キョウコの血液によってレベル4以上の等級に行くことでデイルの望みに応えようとするが、キョウコを救出しに来たトレインと一騎討ちを繰り広げることに。当初は異能によって有利に立っていたが、トレインの実力の前に次第に圧されて行く。最期は「黒十字」によって戦闘不能となり、役に立てなかったことをデイルに詫びた。直後、狂乱したマルハシ・タケオから銃撃され頭部を破壊されて死亡する。 マルハシ・タケオ デイルの協力者。ジパングの企業マルハシ製薬の社長。外見は背が低く髪の薄い小太りで、タヌキのような胡散臭い顔をしている。 目先の金にしか興味のない実業家であるため立場は完全にデイルの方が上。「真・神氣湯」を完成させることで得られる報酬に目が眩んでいる。 アムザがトレインに敗北すると恐慌をきたしアムザを射殺してしまう。デイルの怒りを買った直後、トレインによって殴り倒された。 デイルの影武者 物語冒頭でデイルに化けてトレインたちを陽動した男。素顔はしもぶくれの冴えない外見で、大物ぶった態度を取るが根性はない。イヴの尋問(全身スレスレのところへ羽根の弾丸を撃ち込まれる)にあっさりと屈し、デイルがジパングへ向かったことを白状した。 ガードマン シナガワにあるマルハシ製薬の研究所を警備していた男。「真・神氣湯 Lv1」によって超人的な身体能力を獲得しており、トレインを焦らせるほどに善戦するが、ルガート=ウォンの模倣技で翻弄され、あっさりと気絶させられた。
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